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2006年4月23日 (日)

イタリアを描く『絹谷幸二展』 4/23

Kinutani6 イタリアを描く『絹谷幸二展』に行って来た。

< 4/18~30 >

内容:イタリアをテーマにヴェネィア・アカデミア留学以来の思いをアモーレ・カンターレ・マンジャーレの切り口で描きました。200号の連作、300号、新作50点とイタリア、ローマの思いを描ききりました。

Kinutani4 絹谷氏は、ベネチアでアフレスコ古典画(フレスコ画のことで、本人は必ずアフレスコと〝ア〟をつける)の技法を研究し、そのアフレスコという壁画技法の国内第一人者。(何故、アをつけるのかちょっと調べたが理由判明せず…。現地の発音かな??)

フレスコ(fresco):西洋の壁画などに使われる絵画技法。または、その技法で描かれた壁画。語源は「新鮮な」を意味するイタリア語である。下地に漆喰を塗り、乾く前にその上から水溶性顔料で描く。やり直しが効かないため(失敗した場合は漆喰をかき落とし、やり直すほかはない)、高度な計画と技術力を必要とする。古くはラスコーの壁画などもこのフレスコ画の一種である。

Kinutani7 絹谷氏の作品は、その根底には「人間賛歌」があるようなのだけれど、同時に人間の負の部分というか、嫌らしいところ、残酷なところも表現するのでグロテスクになるんだろうな、と思った。

「徹底して古典に学ぶことで身に付けた確かな技、研ぎ澄まされた色彩感覚、因習に囚われない思い切った手法」、ということらしいけれど…。

赤を基調にした作品が多い中、ひとつ青基調の「音楽」を扱った作品、これはなかなか良かった。他の自己主張の強いのが多い中、おとなしく落ち着いている感じが、逆に引き立てているのかもしれない。

絹谷氏の資料に、

『敬愛する鳥海青児氏の助言も受けた。「絵は巧【うま】いといけない」という鳥海氏の言葉が印象的だったという。』とあった。

Kinutani5 この助言に忠実なのか、巧い絵と感じたものは少なかったなあ。

テクニックに走るなという意味なんだろうけれど

Kinutani1_1 グロテスクでインパクトがあり、独自の絵柄、タッチ、一度観るとその個性は忘れない。そんな力強さはどの作品にも観られた。

金箔をふんだんに使い、暖色系を多用し、とても派手な作風である。絵の中に文字を入れるのも定番のようで、例えばニワトリの横には「コケコッコー」豚には「ぶーぶー」。このセンスはどうなんだろう??

そのような200号、300号の作品が配置され、“迫力”で絵が鑑賞者に迫ってくる。

中でも200号を6枚合わせた連作は圧巻だった。絵の内容はどうあれ、この連作は一見の価値はあった。

【 鑑賞日 】2006.4.23 (三越本店日本橋 新館7F)

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コメント

私も行きました!よかったです。

またコメントをブログにアップするつもりです。

ジャッキーさんみたいに素敵な批評はできませんが、小学生の感想程度で。。。(苦笑)

投稿: ひかる | 2006年4月27日 (木) 10時22分

ひかるさん。

ブログUP、楽しみにしています。

ひかるさんの観察力、そして芸術的感受性はとても優れているので、私の雑文(批評)は、とても及びませんから~。(苦笑)

投稿: トムとジャッキー | 2006年4月27日 (木) 18時18分

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