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2006年4月13日 (木)

千住真理子トークコンサート & 渡辺淳一特別講演

「関東NUA 40周年記念イベント(総会)」に行って来た。

昨日の夜まで、行くか、どうしようか迷っていたイベントである。何しろ平日の昼から半日潰れるし、有料だし、長いし、全く興味のない「総会」が真ん中にドーンと占めているし…、そして何よりも目当ての千住さんが何曲演奏されるか不明で、おそらくトークが中心で23曲かなぁ、何て思ったものだから…。

記念イベントのプログラムは13:30開演で、

「一、ご挨拶・祝辞

二、特別講演(渡辺淳一) 1時間30

三、総会

四、カルチャーセッション(千住真理子) 1時間15分」

と堅苦しい上、席は自由席ということなので、四の千住さんの時にいい席を確保するためには、ご挨拶の時から早めに行って席取りしないといけないし、渡辺淳一は、あまり好きな作家じゃないし、それを1時間半聴いて、総会も我慢して、やっと千住さんの番だから…、どうしようかなと。

悩んだ末、当日朝起きて、その時の気分で決めることにした。(優柔不断、笑)

朝起きたら、やっぱり千住さんに逢いたくなった。

それに、我慢・苦痛後の千住さんの演奏や笑顔はより輝くのではと考えを変えて、行って来た。

会場は、ホテルパシフィック東京の「萬葉の間」1000人は座れる広さだ。

12:50に受付を済ませ、萬葉の間の一番前に席を確保して、係りの方に「今日は、最初に座った席に最後までいられますか?」

とお聞きしたところ、「総会までは、萬葉の間ですが、千住さんのコンサートは会場が変ります。」

「えっ? 変るんですか。それはどちらの会場ですか?」 「藤波の間です。総会終了後、係りのものがご案内します」

“絶句”である…、何のためにこんな早くに来たのだろう?(苦笑)

開始まで時間があったので、「藤波の間」が何処にあるかを確認し、「萬葉の間」でさっき座った最前列から、後方の出口近くの席に移動した、もちろん、総会終了後、即「藤波の間」に移動できるようにと。

出席者は日本のサラリーマン背広姿のおじさんばかり、ノータイは私一人で、何処に座っても目立ってしまう。

何か、制服の違う転校生の気分(笑)。気にしても仕方ないので、気にしないことにした。

特別公演 渡辺淳一(作家)

Watanabe テーマ:「プラチナスタイル」

『若者も憧れるプラチナ世代のカッコイイ生き方とは?
プラチナスタイルとは、熟年、壮年といった世代である50歳以上の人たちの前向きなライフスタイルのこと。

「老」「高齢」「病気」といった言葉によってマイナスの自己イメージを持ちやすい中高年世代に、カッコイイ生き方である「ゴールドほど派手でなく、シルバーほど地味でもない、プラチナのように輝けるスタイル」を提唱』

自分が、壮年期になった時、それを表現するいい言葉がなかったので考えてみて「プラチナスタイル」というのを思いついた。

その「プラチナスタイル」を過ごすためには、何よりも「健康体」が必要である。健康の基は、「血液がサラサラ」であることが何より大切。(渡辺氏は、作家であるとともに、医学博士)

という話が冒頭あり、

そのためには、「自律神経系」を正常に保つことができるかが鍵。自律神経を壊す、異常にする原因の多くは「悪いストレス」なので、それをどう除去できるかが問題。

そのためには「にぶい人」になること。職場でも、いるでしょ、散々叱られても平然としている人。そう、「人の話を聞かない、自己中な人」。

そういうのは、才能ですね。そういう人は、血液サラサラで強いですよ。

繊細で、デリケートな人はダメ。

最近、癌の要因(癌になりやすい人)は「性格論」が強く言われるようになった。つまり、神経質、気遣いができる人、デリケートですぐ落ち込む人、そういう人が癌になりやすく、また、治り難い。

逆に、にぶい人で、それから寝つき・寝起きがすこぶるいい人、さらに自己中である人は、癌に対して強い。

図太く生きて、長生きするといいことがあります。

「老人ホーム」の現状を皆さん知っていますか? 男女比が「3:7」とか「2:8」。そう、圧倒的に「男」が足りない。だから「男1、女2の三角関係」の多いこと、多いこと。

長生きすると、「男はとっても、モテる!」

だから、これからは「にぶい人」になるのをお薦めする。

以上が、渡辺氏の話の要約。

観客の95分が「男性」のせいもあるけれど、これって、女性の視点で聴いたらどうなんだろう? いや、男性の視点で聴いていても不快感を持ったね、少なくとも私は。だから、私は渡辺氏を好まない。彼の小説でもエッセイでも好きなものは一つもない。

ああ、こういうことも言っていた。

「侘び、寂を理解できるのは男で、女は華麗なものしか好きじゃないし、だから宝塚なんかが流行る」「繊細な感受性があるのは男で、だから男は弱く、ない女は強い」「男は思考するけれど、女は直感。だって女性の哲学者を私は見たことがない」

渡辺氏ってアホじゃないか? でも、現実に人気作家で、女性のファンも多いから、私には不思議でならない。

あーあ、苦痛の第一幕が終了。長かったなー。

熟年、壮年といった世代である50歳以上の人たちの前向きなライフスタイル」を創造するという視点は、いいことですけどね。大切なのは、その中身ですよね。

      総会

開会宣言だの、17年度活動報告、会計報告、18年度の活動計画、予算、役員選出、功労賞表彰…。

役員の名簿を見ると、全員男性。功労賞受賞者も、全員男性。

国会(議員)より悪くないか、この構成。

唯一、面白いというか、感心したのが、

祝辞を述べた日本電気(株)代表取締執行役員副社長が、

「本当は、今日はわが社の社長が来る予定だったのですが、先日急に社長交代があって、現社長は多忙のため、私が代わりに来ました。

実は、私事なのですが、カルチャーセッションで出演される千住真理子さんに関連するのですけれど、私は、千住さんのお父様の千住ゼミの学生だったのです。これは奇遇ですね」

というもの。

この発言後、控え室で千住さんとお話されたらしく、千住さんがコンサートの時、

「副社長が、父のゼミ生だったのを聞いて、いっぺんに今日から私はNECのファンになりました!」と言って、会場に心地よい笑いを誘っていた。

カルチャーセッション 千住真理子in「藤波の間」

Senju1 「トークコンサート」

■ プログラム

エルガー:愛のあいさつ

リスト:愛の夢

シューマン:トロイメライ

メンデルスゾーン:歌の翼に

ドヴォルザーク:我が母の教え給いし歌

クライスラー:愛の喜び

(休憩)

メンデルスゾーン:春の歌

ランゲ:花の歌

リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行

サン=サーンス:白鳥

サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

※ アンコール/ドヴォルザーク:ユーモレスク

なんと、なんと全12曲も演奏があった。

プログラムを見たとき、内なる“歓喜の声”が響いた。(笑)

作戦通り?! すばやく「萬葉の間」を退出し、「藤波の間」へ行き、最前列を確保した。

500600人くらいいる広さかな。宴会場だから、平坦でコンサートには向かない。天井も低い、3mあるか、ないか。

しかし、最前列はプレミア的である。ステージが3センチくらいの高さ。ほぼ席と同じ。「千住さんとデュランティ」まで1.52メートルの距離。

デュランティの響きを直・全身で浴びる感じ。ヴァイオリンの内板まで見える。あー、来て良かったと思った。演奏数も予想外の多さでビックリ、嬉しい驚きだった。

ドレスは、ベースがオレンジ・グラデーションに流れ星状の光物のデザイン。

345 曲の説明をし、デュランティの由来を話し、という感じの「トーク」。そうそう、今日も伴奏は、山洞さん。

藤井さん、どうしちゃったのかな?

会場の状態がいいとは思えない中でも、デュランティは今日も最初から快調に鳴っていた。目の前で響く奏でで、夢のような至福の時間は、「あっ」という間に過ぎていく…。

千住さんの奏でが初めての方が多いのか、「ツィゴイネルワイゼン」演奏後は、会場全体がどよめきに沸いた、ものすごかった。皆さん、千住さんのすごさを体感した、凝縮された驚きと感動の渦なのだろう。

会場設定・構造からいって、アンコールはないだろうなと思っていたら、1曲だけとアンコールも弾かれた。今日の想定外は嬉しい外ればかりだったかも(笑)。

【 鑑賞日 】 2006.4.13 ホテルパシフィック東京

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コメント

渡辺淳一さんのお話も興味深く読みました・・・。

長生きすると男とはもてるの話は父にしてあげようと思います(笑)。

今回のイベントのお話は知らなかったのでちょっと悔しかったですけど、私が行ったらますます異様だったと思うので(しかも渡辺淳一さんの話に腹立てたりして!)、週末にゆっくり真理子さんは聴くこととします。

もう、明日ですね!近々?お着物で真理子さんのコンサートに行くのが夢です☆

投稿: ひかる | 2006年4月14日 (金) 09時02分

ひかるさん。

恋愛面では臆病?!な私は、例えば自分が「長生きできたとして、モテる条件が揃っているのに、モテない自分」だったら、メチャクチャ落ち込むだろうな、なんて考えます。(笑)

>「着物姿で」

いいですね!!早く実現させましょう。
ひかるさんは着物も似合うと思います。楽しみだなあ~。

投稿: トムとジャッキー | 2006年4月14日 (金) 23時26分

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