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2006年4月 5日 (水)

ワインを求めて、三千里!?

ここ数日間での話である。

ワン・ケース(回)の件だし、たまたま各対応・担当された「個人」の問題かもしれないが、その傾向はあるだろうと思ったので書こうと思う。

Wine3 ワインの紹介書(1998年にイギリスで刊行されたものの日本語版)を読んでいて「コレが欲しい!」と、釘付けになったワインがあった。

蔵、醸造家、自社畑面積などの紹介とその蔵の連絡先(住所・電話番号)、そしてそのワインの解説などがカラーで載っているもので、値段の記載ない。

惹きつけたワインは、イタリアワイン。だから、住所、電話も現地イタリアのもの。

どうにか手に入れる方法はないか? インターネットショップ・サイトなどで検索したが、該当ワインはヒットしない…。 

ただ、レストランのワインリストにお目当てのワイン名があったりするので、入手可能なものと判断し、「足」を使って、つまりお店を廻って探すことにした。

Wine1本の該当ページをコピーして、どのお店でも同じコピーを見てもらい、「入手可能か? 値段の見積もり。入手可能な場合、発注後入手までの期日」などを聞いていくことにした。

初めは、やはり地元から。

酒屋商店は、何処に行っても「分からない」 or 「いやぁ~、うちじゃ無理だね~」の反応。 それで、ワイン専門担当者を配置しているお店に絞って探すことにした。

●地元スーパーY(O店)/ワインは充実した品揃え。

午前中に行ったところ、ワイン専用社員は午後出社とのこと。それでは、午後に、と言いかけたところ、レジ内社員用電話機で、問屋先の担当者に直つなげ、「社員専用スペース」に入って私に電話で直接話して聞いてみて、と言う。(いいのかなぁ、部外者を中に入れてしまって…)と内心思いながら、そのスーパーにワインを搬入している輸入元問屋担当者と話しをした。

輸入問屋「調べますので、少し待ってください。(23分待ち) ちょっと記憶が確かではないのですが、23年前に入れたことがあったような…。でも、少数での取り扱いは無理かも。ケース買いできたとしても入荷は12ケ月後になる可能性が大ですね。」

※店員の対応は親切だったし、こちらの探す熱意に応えようとしてくれる気持ちが嬉しかった。

●カメラ店大手B(I店)/ワインはまあまあ充実した品揃え。

ワイン専門担当者が対応。コピーを見ても、「初めて見るワインです」と言って、コンピュータで検索を一所懸命しても不明。分厚いワイン・カタログを持ってきてくれて、一緒に探してくれる。

しかし、見つけられなかった。

※ここも店員の対応は親切だったし、こちらの探す熱意に応えようとしてくれる気持ちが嬉しかった。

●Mデパート(G店)/ワインはまあまあ充実した品揃え。

ワイン専門担当者が対応。コピーを見ても、「見たことないですね…」。

※ここも店員の対応は親切だったが、ワインの知識があまりあるとは思えなかったなあ。

●Sデパート(SIBU店)/小規模蔵のワインを蔵元から直で入れる個性的な品揃え。

ワイン専門担当者が対応。あっさり「うちでは扱っていません」

●Bデパート(SIBU店)/ワインは充実した品揃え。

ワイン専門担当者が対応。コピーを見ても、「???」。

●Kデパート(SIN店)/ワインは充実した品揃え。

ワイン販売担当者が対応。コピーを見ても、「見たことないですね…」。

担当者「日曜日は、問屋・取引先が休みなので、明日お調べしてお知らせいたします」

「お取寄・お取置票」用紙に、記入して連絡待ちとなる。

※ここも店員の対応は親切だったが、ワインの知識があまりあるとは思えなかったなあ。

●Iデパート(SIN店)/ワインは充実した品揃え。

ワイン専門担当者が対応(胸にソムリエバッチが)。

コピーを見て、詳細に読むこともなく、

担当者「あっ、これは確か、○■▽社が輸入元の『●●●(ワイン名)』か、『○○○(ワイン名)』が考えられます。少しお待ち下さい。」

担当者「カタログに載っていました。これですね。やっぱり○■▽社が輸入元でした。ただ、年によって値段は違うので、どの年のものお取り寄せできるか輸入元に聞いてみないと分からないです。今日は日曜なので、明日お知らせできると思います」

このてきぱきとした迅速・的確な対応にビックリ! 

先にKデパートで調べてもらう手続きをしてしまっていたので、恐縮ながら、

「実は、さっきKデパートで同じように探してもらう手続きをしてもらっているので…」

担当者「あちらもおそらく○■▽社とお取引があると思いますので、入手できるのではないでしょうか。お値段も、うちと変らないと思いますよ。でも、お取り寄せができるか、その期間も含めてこちらもお調べしてご連絡しましょう。期間ですか?おそらく34日くらいで入荷できると思いますよ。

お値段は、お幾ら位までを予定されますか?(希望金額の幅を聞いた) それと、もちろん、ご購入は先に行かれた所で構いませんから」

「それは大変ありがたいです。実は、Kさんの方は、あまりワインのこと分かっていない感じがして…、こちらのご対応の的確さに、こちらの方が信用できるなあ、と思って…」と正直に言った。

担当者は、営業笑いではない微笑を返してくれた。

「ご注文・お取置き・お預かり」用紙に、記入して連絡待ちとなる。

※ここの対応は親切だけでなく、なんとワイン知識の豊富なスタッフだろう、すごい!と思った。 何人もの「???」という販売員の顔を見続けていたので、感動にも近いものがあった。

さて、結果である。

Wine2 ●Kデパート

電話「一生懸命調べたのですけれども、見つかりませんでした。」

●Iデパート

電話「お取り寄せできます。お値段は、消費税込みで○○になります。

いかがされますでしょうか?」

「それでは、お願いいたします。ありがとうございました。」

電話「ありがとうございます。それでは、入荷はおそらく△▽日になるとおもわれますけれども、入荷次第もう一度ご連絡さしあげます」

近々、切望したワインが私の手の元に来ることになる。

今回、「“人材”は宝である」ということを、この体験からしみじみ感じた。

賞賛すべきことなので店名は実名を書くことにする。

●Iデパートとは、

店名「ISETAN 新宿店」。担当者はYさん。

ここの対応は、素晴らしいものであった。

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コメント

ジャッキーさん、かなりマニアックですね。
私負けてます(苦笑)。

それにしても伊勢丹が一番良かったのか、たまたま優秀な担当者だったのか?
でもきっと彼はワインが底抜けにお好きなので、そういった買う側の気持ちが分かるのでしょうね。

そのワインはところでどこへ行くのでしょう???青葉台へ飛んでいってしまうのかな~

投稿: ひかる | 2006年4月 6日 (木) 06時36分

なかなか面白いレポートでしたね。
ここまでやるか・・・という執念というべきか凝り性
というべきか・・でも私、嫌いではありませんよ。

よく考えてみると物事の本質が見えてきますね!!
消費者がこんなこだわりを持つと、売り手の認識にも
ある種の革命をもたらす可能性だって否定できませんね。
ひかるさんのコメント秀逸ですね(笑)
青葉台に行くのであれば、ことの経過を書いておくべ
きだとと考えます!!きっと感動されます(笑)

投稿: ぷららきた | 2006年4月 6日 (木) 09時40分

ひかるさん。 

いえいえ、病身の中、美術館へ行かれたひかるさん(「執念の女、上野に行く」)と比べれば、私なんか“ひよっこ(雛)”ですよ。(笑)

知らなかった世界が拡がるというのは、楽しいですね。


ぷららきたさん。

そうですね、特にサービス業は消費者への対応は大切ですし、こういう経験すると、また何かあった時は伊勢丹には必ず行くようになると思います。

投稿: トムとジャッキー | 2006年4月 6日 (木) 21時12分

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