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2006年6月20日 (火)

最高裁第三小法廷判決 6/20

ブログ更新が遅れている。 試写2本、ミュージカル1本は書くことを諦めた。そして、書く予定の「アワ・ハウス」ミュージカル鑑賞6/19  「カーズ」試写6/20は、後日更新となると思う。書けるといいのだけれど…。

社会のニュースに関しても日頃感じていることを書く機会を持ちたいと思っている。今日1日でも「怒れる」ニュースがこれでもかと報道されている。「日銀総裁」「村上」「イラク陸自撤退命令」「米産牛肉輸入再開合意」…、枚挙にいとまがない。そのどれもが国民を軽視していて腹が立つものばかり。(イラク問題は撤退命令に怒っているのではない、そもそもイラク戦争、アフガニスタン問題からの流れからも)

そんな中、今日は別に書きたいことがある。

■最高裁第三小法廷判決 6/20

Saiban1 「山口県光市で99年、主婦(当時23)を強姦(ごうかん)しようとして死なせ、長女(同11カ月)も殺害したとして殺人と強姦致死、窃盗の各罪に問われた元少年(25)に対し、最高裁第三小法廷(浜田邦夫裁判長)は20日、無期懲役とした二審・広島高裁判決を破棄し、審理を差し戻す判決を言い渡した。第三小法廷は「元少年の責任は誠に重大で、特に酌むべき事情がない限り死刑を選択するほかない」などと指摘した。差し戻し審で元少年に死刑が言い渡される公算が大きくなった」

このニュースに関して。

スタンスとして、「私は死刑廃止論者」である。もう少し詳しく言った方がいいだろう。「条件付死刑廃止論者である」

「死刑廃止」の流れは世界の潮流であるが、それだけに乗るというわけではない。「冤罪」があることからの消極的死刑廃止論である。

国家権力が冤罪によって人の命を絶つことは許されないと思うからだ。

しかし、明らかに「冤罪」ではなく「その極悪犯罪の実行者」としての認定の100%間違いがないものに関しては「死刑」があっていい、いやあるべきと思う。その罪に対する「責任を負う」のはあたりまえのことだからだ。

「更生」のための刑と言うけれど、まずは何事も「責任」を負うべきである。「更生」はそれから後のことだ。

「終身刑」の創設というけれど、憎むべき人がこの世に生きながら得ているということは、「被害者」としてやりきれないだろう。

現在の最高裁の現状からすると、今日の判決は精一杯の努力が見られるもので、私的には評価できると思う。

そもそも、このような卑劣な確定犯罪に関しては「地裁」「高裁」で「死刑判決」を出すべきものだからである。オウム事件にしてもしかりである。コンクリート殺人事件にしてもしかりである。

「人権派弁護人」とは、「極悪人の人権を守る」のが仕事ではなく、本来救われるべき社会的弱者の人権を守るのが使命であるはずである(例えば、原爆被害者(国内/外国とも)の人権)。

「罪を憎んで人を憎まず」ということが正論として社会通念になっているが、正直、私はこれにも限度があると思っている。

「罪」を犯すのは「人」なのである。別問題として到底分けることができない、と私は思う。

愛する人/子らを非情な形で殺されたら「死刑」であっても被害者の癒しにはならないであろう。だからといって「無期」(や「終身刑」)でいいのか? このような極悪犯罪には、少なくても「目には目を」である。

それができないならば、「敵討ち」の制度を復活してほしい。冗談ではなく、そう思う。

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コメント

このような大事件を敢えて取上げていただいたトムとジャッキ-さんの勇気に感謝します。というのは 私の身近に通り魔的事件の被害者で殺された方がおります。加害者が首を絞めた時 胃の内容物が逆流して窒息して死亡したので、罪状が殺人ではなく過失致死で来月初めに初公判があります。被害者は奥さんで、そのだんなは「殺され損」と言ってます。何故かというと、今の法律 イヤ法曹界では 過去の判例から 殺人罪での起訴が不可能というのがその業界の常識だそうです。当然納得できませんヨ。許されるならば「敵討ち」をしたいと遺族が思っている点を汲んでやる制度の変更をするべきと思い、もっと被害者の気持ちを反映する裁判制度へ改善する必要を、昨日の最高裁の判決を見て感じました。 

投稿: まこと337 | 2006年6月21日 (水) 08時39分

まことさん。

法曹界も、だんだん被害者への配慮を取り入れるようになってきていますけれど、まだまだですね。

そうですか、身近にとんでもない事件があったのですね。辛いですね。
本当に最近の日本社会の腐敗現象は不安ばかりが募ります。悲しい事です。世界一安全な国と言われていたことも昔話になってしまうのでしょうね…。

法曹界といえば、「陪審員制度」導入に関しても、私は危惧を持っています。一時の感情で小泉チルドレンを多数誕生させた愚かとも思える人々が多々いる現在、重要犯罪の裁判を託すのは…。
陪審員制度って、日本文化に馴染む制度とはとても思えません。

投稿: トムとジャッキー | 2006年6月21日 (水) 22時46分

今回のこの裁判は興味深くみていました。個人的にはいろいろと思う事がありました。

やはり法曹界はこれからこういった事件が多く起こる世の中、不安要素が多いですね。

小泉劇場の閉幕から少しずつでも政治界が変わっていって欲しいと願うばかりです。

投稿: ひかる | 2006年6月23日 (金) 09時57分

ひかるさん。

コメントありがとうございました。

本当に、政治も経済も弱者に優しい社会になって欲しいと切に思います。
例えば20年後、子供たちも、大人たちも「日本に生まれて良かった」と思えるように…。

投稿: トムとジャッキー | 2006年6月23日 (金) 16時20分

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