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2006年8月31日 (木)

夢のような「時間/空間」の共有 8/30

プライベートな部分などもあり、“公開”ブログでは詳細を書くことはできないが、あまりにも素敵な経験だったので、ニュアンスだけでも伝えたいと思った。

関係者以外は読んでも「何が行われたのかは分からないと思う」。

しかし、同じ空間共有者には、私が言いたいことは伝わると信じている。

特別な、スペシャルな一日。

とっても、とっても、とっても、を何度つけてもつけ足りないくらい、とっても素晴らしい「時間/空間」だった。

1 それは、「千住会25周年」に向けて、

千住真理子プロジュース、企画、構成、演出、もちろん音楽監督を含めて総監督して、真理子さんが千住会25周年を祝ってくれた“空間”である。

真理子さんが前々日の例会(この例会も別記したように素晴らしいひとときだった)時で話された中に、

「~~ まだ若き私が悩み苦しみ、ヴァイオリンを止めると決心したことを伝えた時、『千住会は解散せず続けます。僕たちはいつまでも待ち続けます』と言われたことが、今思い返しても、本当にそれが支えになっていたし、その言葉があったから再びヴァイオリンを弾く道に戻れたと思っています。とても感謝しています。 ~~」

というような内容も話された。

2 その深き信頼関係で結ばれた、千住会幹部スタッフ陣に真理子さんから贈られた“贈りもの”が、今夜の催しだった。

私達、千住会会員は、25年間に実ったスペシャル果実を一口齧り含ませていただき、“真理子さんの千住会への想い”を共有させていただいたわけである。本当に幸せな一日をありがとうございました!!

そうそう、千住さんが「千住会」を如何に大切に思っているかが分かるエピソードを、もう一つ付け加えたい。

千住さんがこの世で最も愛している物と言っても過言ではない「デュランティ」、そのケースカバーに、25周年を記念して作成され配られた『千住会ロゴ/ステッカー』がさりげなく貼ってあったのだ(他には何も貼られていない)。

千住さんに「ステッカー、貼られたのですね!」と言ったら、

「そう、私、このロゴとっても気に入っているの!!」と言われた。

これは、肌身離さず持っているデュランティと伴に「千住会」はあるという意思表示に他ならない。このことだけでも、真理子さんの「千住会」への想いが伝わるではないか、素晴らしいことである。

そして、その千住会会員であることが嬉しく、誇らしい。

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千住真理子ヴァイオリンコンサート in 茅ヶ崎市民文化会館 8/29

■ 千住真理子ヴァイオリンコンサート in 茅ヶ崎市民文化会館 大ホール(全自由席)

Chi1 茅ヶ崎は予想以上に遠かった。そして、記憶とは不確かなものだなあ、と思うことがあった。

駅を降りて、会場までの歩道を歩き始め、途中トンネルのような「自転車/歩行者共用道路」を歩いて、「あっ、ここ通ったことある」…デジャブーか? と思ったが、一度やはり千住さんの公演(この時は指定席)で来たことがあることを思い出した。(会場で会ったGさんも同じようなことを言っていた)

今回は、「自由席」公演なので開場(13:00)の1時間45分前に会場に着いたのだが、ホール入口前にもう78人並んでいるのが見えたので“何の疑いもなく”最後の方に「こちらが最後尾ですか?」と確認してその後ろについた。

10数分して、喉が乾いたのでお茶でも買おうと位置を移動したら(並んだ列はカーブしていて「先頭」が見えなかったので)、先頭の人の前に「当日券」という掲示が!! 「ガ~ン…」である。えっ、この列「当日券」の人達?? 正直、焦った。

ホール入口直前の小さな黒板に、小さな字で「チケットをお持ちの方は、こちらに2列でお並びください」と……(苦笑)

急いでそちらに移動することにした。2番目だった、本当は1番目だったのになあ…(それでも、これなら最前列確保は可能だ)。

確認せずに当日券列に並んだ、自分のドジぶりに悔いが残った…。やれやれである。

2番目でも、最前列に最初に着く方法を考えた。(転んでもただでは起きないのが、トムとジャッキーなのだぁ~、笑)

入口からホール座席表が見えた。ホール入口は1階席の一番後方の席並びになっていた。

そして、チケット切りしてからすぐの入場扉(おそらく1番目の方はそこから入るだろうと予測)はホールの左寄りということに気付いたのだ。その扉の右隣扉から入れば最前列中央へ最短距離で行ける通路に出るのを図面から発見したわけである。(こういう能力は“仕事に使え!” とよく言われる…、笑)

Mariko26               Fugii3       予定の15分前に開場。

作戦(?)は成功し、関西から来ているKさんの分も含めて4人分の最前列中央席を確保したのである。

●プログラム 伴奏/藤井一興

2つのメヌエット(バッハ/千住明編)

アヴェ・マリア(グノー)

アヴェ・マリア(シューベルト)

ヴァイオリン・ソナタ ホ短調(モーツァルト)

(休憩)

ユーモレスク(ドヴォルザーク)

花の歌(ランゲ)

くまんばちの飛行(リムスキー=コルサコフ)

わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)

ラストナイト(千住明)

スノーダイヤモンド(千住明)

ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)

※※ アンコール ※※

愛のよろこび(クライスラー)

G線上のアリア(バッハ)

Mariko12_3 今日の千住さん、お元気でトークも快調。デュランティも心地良く歌っていた。後半途中から“気合”が特に入り、ツィゴイネルワイゼンでは観衆を唸らせていた、素晴らしかった!!

いつものようにサイン会に並び、ご挨拶をして、そのロビーでお見送りもした。その後、関西から来られたKさんを囲んで、関西の情報を聞いたり、関東の話をしたり、Gさんから例会時の送迎話などを聞きながら楽しいひとときを過ごした。

列車時間の決まっているKさんを横浜で見送った後、Gさん、Mさんとしばし、今日の公演の余韻と伴に楽しい時間を過ごした。

【 鑑賞日 】 2006.8.29 茅ヶ崎市民会館

        知人同行者: Kさん、Gさん、Mさん

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2006年8月28日 (月)

私的ワイン物語 第4章 “ 2006 夏 ”

夏も終盤なのだろうか、暑さが和らぎ過ごしやすい日が続いている。

そんな晩夏の一日の、待ちに待った一日が8/27(日)である。

千住会創立25周年になる今年の『例会』の当日8/27(日)を迎えた。

会場は千住家が半世紀近く住む、ゆかりの土地「横浜/青葉台」のとあるイベント会場。

千住会会員にとって毎年待ち遠しい『例会』が、25周年を迎えることも合わさってお祝い色も伴い、昨日からの体調不調など言っていられない高揚感を持って、いざ青葉台!

その前に、トムとジャッキー流 “勝手に「祝辞」” を書きたい。

「千住会創立、祝25周年!!

千住真理子さん、そして千住家の方々はもちろんのこと、この素敵な会が25年間、四半世紀続いているのは、ひとえに創設者K会長、K副会長、その後に入会したE副会長、三人の幹部スタッフが創り上げてきた結晶であり、千住さんとの信頼関係の深さである。

そしてそれは、「応援するけれども、何も求めない」という創設当初からの会のスタンス、千住さんの言葉で換言すれば「ほどよい距離感」という、品格ある会運営が成したことと言える。

会員は、千住さんによるその幹部スタッフへの絶大な信頼から実った“果実”を共有させてもらっているわけで、感謝の気持ちでいっぱいである。

これからも、品格ある大人が集まる会の一会員として(まあ、私は劣等生であるけれど…)、これからもずっと、ずっと千住さんを応援させていただきたいと思っている。」

私には、今年の例会で一つの目的があった。

「私的ワイン物語」として書いてきた「ストラディヴァリオ」ワイン、自分の保存用、そのラベルに千住さんにサインしてもらうこと。(例会では、サインと写真撮影の時間が設けられる)

つまり“世界で1本のボトル”を手にすること。(嬉)

千住さんは、ヴァイオリンのデッサンのあるラベルに絶妙な配置でサインを書いて、そして下に“2006 夏”と書き加えてくれた。

2006 夏” ワインは、私の想い出の宝物に昇華した。

Mariko53 さて例会であるが、具体的内容は千住会会員だけの「秘密の果実」にする。“公開”ブログでは多くは語らず。例えば、MISIAだって、ファンクラブだけの「“シークレット”ライブ」を毎年しているように…。

もちろん、千住ファンにとって「至福な空間/時間」であったことは揺るぎのない事実であり、また来年以降も楽しみなイベントである、ということに留めておこう。

しかし、個人的知り合い/友人には、別ツールで例会の話は存分していくつもりであるので、トムの友人たちはしばらく千住さん話をいやっていうほど聞かせようと思うので、ご覚悟を!!(笑)

それにつけても、千住さんはやっぱり素敵だったなあ…。

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2006年8月26日 (土)

我、沈没…

今週、珍しく(?!)仕事がハードだった。

それでも、ちゃっかり演劇や音楽鑑賞にも行ったりしているので、身体が悲鳴を上げたようだ…。

今朝、頭が重くてなかなか起きられない(脳みそが重くなったのならいいのであろうが、この年でありえないし(笑)、それにもう十分頭脳明晰…うっそ~、笑)、全身がだるい…。(辛)

Uu3 昨夜は、伍芳(ウーファン/箏演奏者)の「デビュー10周年 リサイタル」を鑑賞、とても、とても素晴らしい演奏で、会場が「教会」という厳かな場所もなかなか良かった。体調復調したら、書き込んでアップしたいと思う…。

映画『日本沈没』が公開されているけれども、こちらは体調不調で『我、沈没』である。明日の大切な25周年『例会』のために、今日は安静(おとなしく)にしていよう…(苦笑)

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2006年8月24日 (木)

『幸せの食卓』

■マエストロ チョン・ミョンフンの『幸せの食卓』 音楽之友社(2006.8.5

マエストロ チョン・ミョンフンの『幸せの食卓』 音楽之友社

著/鄭明勲(チョン・ミョンフン) 訳/金重明(キム・チュンミョン)

~ 名指揮者が語る 音楽と料理のレシピ集 ~

Book1 音楽之友社が、“料理本”を出版した。

表紙を飾るのは、調理場でフライパンを手にし、カメラ目線で笑顔のチョン・ミョンフンである。

チョン・ミョンフンは有名な指揮者だから、クラシックを好きな方はすぐ「彼」だと分かると思うが、そうではない人は「“知らないシェフ”の新しい料理本」と、まず思うかも。(笑)

指揮者とか作曲家って“料理好き”な人が割りと多い。例えば、千住真理子さんの兄、明さんも3兄妹の中では大の料理好きで知られている。それもかなりな腕前で!本人談では、ストレス解消になるらしい。

繊細かつ緻密なアーティストである彼らは、こと「料理」に関してもトコトン突詰めるというか、凝るというか、こだわるというか、極めるというか…、自分流を創り出してしまう。流石だ。

チョン・ミョンフン氏もかなりの料理好きで、そしてプロ・シェフ顔負け的腕前であることが、この本をパラパラと数ページめくるだけで分かる。食材の選び方しかり、調理法しかり、そしてもちろんメニューしかり、である。

メニューは、彼が好きだというパスタ系が多い。そして、ワイン好きでもあるようでお気に入りのワインの銘柄やワインへの思いなども書いている。

残念なのは全カラーページではなく、少しモノクロページがあり、カラーとモノクロでは料理の鮮やかさの差が歴然であること。まあこの本、2900円+税とちょっと高い値段で、オールカラーにしたら4000円くらいになってしまうのかなあ…。判断の難しいところだが、オールカラーで味わいたかった。

Book4 2002年、プロヴァンスに家と広い庭を持ち、休みには料理をし、妻が畑を耕す、そんな時間を過ごして、ここで“幸せの食卓”が展開されるようだ。この本は、成功者チョン・ミョンフンの家族人としての顔がある。家族への愛、とりわけ妻へのラブレターだ。

Book2 カラー写真で載っている料理はどれも美味しそうで、しっかりとしたレシピがある。この料理本、他の料理本と一番違う点は、レシピが記載されている右上にクラシックアルバムと彼の説明文が5行ほど端的に書かれていることだ。“1冊で2度美味しい”ということなんだろう。

その他、各章にチョン・ミョンフンの小自伝的な文章が綴られ、「人間」チョン・ミョンフンが表現され、チョン・ミョンフンのファンには、ホール舞台以外の彼の“人となり”が分かって、そういう意味では、“1冊で3度美味しい”内容になっている。

その中で、

「わたしがプロフェッショナルとアマチュアの差異をはっきりと感じたのは、ピアニストから指揮者に進路を変えたときだ。そのときわたしはプロの指揮者であると同時にアマチュアのピアニストになった。アマチュアであると思うようになって、それまで負担だった演奏も楽しむことができるようになった。もう仕事で弾くことはないと思ったからだ」

というフレーズがとても印象的だった。だからこそ彼はプロのピアニストではなく、プロ指揮者の道を歩んだのだろう。

ピアノを仕事で弾くことが楽しければ、プロのピアニストになったと言えるのかもしれない。千住真理子さんが「ヴァイオリンを奏でることが何よりも楽しい」と言っていたのを私は思い出し、やはり彼女はプロフェッショナル/ヴァイオリニストであることを嬉しく思った。

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2006年8月21日 (月)

『ルーヴル美術館展』&試写会『青春☆金属バット』&試写会『グエムル 漢江の怪物』 

※先週、他に鑑賞したものを、ここにコンパクトにまとめる。上質/秀逸なものから、最低レベルのものと幅広い?!

■ ルーヴル美術館展 in 東京藝術大学大学美術館

Ru6_1 まだまだやっていると忙しさに紛れ、後回しにしていたら「うわっ、20日が最終日じゃん…」、本当は学生が夏休みに入る前に行こうと思っていた美術展。

Ru4_1 炎天下の中、チケットを握り締めて会場に汗をカキカキ行ったら、ある意味予想通り、しかし、想定外的長蛇の列、人、そして人、またしても人…。出直すか迷ったが、「せっかく来たのだから」という貧乏人根性で最後尾に付く。(「日時指定券」なるチケットを持っている人たちがスイスイ入るのは、かなり羨ましい眺めだ…。ただ、それを買うとその「日時」に縛られるしなあ…。)

こうして並んでいると、先日行った特別貸切鑑賞会『エミール・ガレとドーム兄弟』展が如何に恵まれた環境なのかが骨身にしみた。

Ru3_1 「今回は、〈古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術〉部門から古代ギリシア芸術に焦点を絞り、名作の数々をご紹介。ルーヴル美術館の所蔵する古代ギリシア芸術が、これほどの規模で紹介されるのは世界初の試み」とのこと。

Ru5_1 本当に世界初の試みなのかは確認のしようがないけれど、「○○初」「●●限定」の呼び込みコピーにいたって弱いミーハーな私は、絶対行きたいと思った展覧会。(笑)

人混みを観に来た感も強いけれど、そこは最終日近くまで行かなかった自業自得と諦めて、人と人の合間を縫いながら鑑賞した。

Ru2_2 確かに、これだけ纏って彫刻の逸品/名品が展示されているのを観るのは圧巻である。

<ミロのヴィーナス>が今回展示のないのは残念だったけれども、そんな中、やはり<アルルのヴィーナス>は素晴らしかった。古代ギリシアの芸術性の高さをどの角度から観ても確認できた。

しばし異国の地へ旅たった感覚を味わった。

黒眼鏡をかけて観る6分弱ほどの3D映像(立体映像臨場感が楽しめる)があり、ミロのヴィーナスの内部に入ったり、視覚的にとても面白い内容だった。

※ 9/511/5京都市美術館へ移行する。

■ 完成披露試写会『青春☆金属バット』

Bat1_2

「モテないコンビニ店員(竹原ピストル)と巨乳のアル中女(坂井真紀)、そして不良警官(安藤政信)の負け犬人生をとことん見せる暴走青春映画」

舞台挨拶付きの試写会、「生」坂井真紀見たさで行って来たが…。坂井さんが真正面で、間近で、…挨拶まではよかったけれども。

本編を観て、鑑賞後に残ったのは「怒り」と「疲れ」と「憤り」である。

最低レベルの映画だ。今の風潮には合っている(?)のかもしれないが、若い時の「暴力/犯罪」認定のアホ映画であった。

名作『大人は分かってくれない』的作風を狙ったのかもしれないが、不良/暴力/反抗を履き違えているし、昇華も何も感じられない。

換言すれば、今の日本人の精神(創作精神)の幼稚さを見事に表している、作品とも言える。

全くもって、大駄作であり、この憤りを何にもぶつけられずに帰って発熱するくらいな、最低レベルの作品である。

この脱力感/怠惰感、どうしてくれる…!

公式HP http://www.s-bat.com/

■ 特別試写会『グエムル 漢江の怪物』 

Guemu2_1 「ソウルの中心を流れる漢江(ハンガン)の河川敷。ある日、人々が憩うその河川敷に突如出現した正体不明の巨大生物(突然変異怪物)。多数の見物人を襲って姿をくらました怪物<グエムエ>に、河川敷で売店を営むパクー家の孫娘ヒョソンが怪物にさらわれてしまう……」

監督が日本の怪獣映画に憧れ(?)て、創った作品だという。

ストーリーの基本は「社会派」であり、シリアスな内容を扱った現代への警告映画と言ってもいいのだけれど、そこは元気な韓国映画界、エンターテイメント的作品になっている。

Guemu3_1 場面のいたるところにブラック・ユーモアが内含されていて、コミカルでもあり、また痛烈な社会批判/告発でもあり、さらに家族愛憎映画であり、そして怪獣映画なのである。

なかなかよくできている作品だ。私的にはラストシーンがちょっといただけない。ハリウッドと違ってヒーローがいない作風は分かるけれど、ラストは原則シリアスを守るヨーロッパ映画のようだった。

公式HP http://www.guemuru.com/

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2006年8月19日 (土)

東京交響楽団 松戸公演「夏休み名曲コンサート」(森のホール21) 飯森範親/千住真理子 8/17

■ 東京交響楽団 松戸公演 飯森範親/千住真理子

Hall_1 チケット取った時は平日なので夜公演と思っていた(先入観って怖い…、と言うか私がドジなだけか、笑)。間近になってチケット見たら「15:00開演」それを理由に、17日は休みにすることにした。(気楽なもんでしょ、笑)

Hall_2 配られたプログラムを見ると、漢字にルビがふってある。「お話(はなし)」のレベルのルビだ。そおかぁー、夏休み用の子供たちもどうぞ!っていうコンセプトだったわけだ。題名が「夏休(なつやす)み名曲(めいきょく)コンサート」だものな。

Iimori1 それでも飯森さんは、コンマスにドイツのご自身が音楽総監督に就いているヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の方(日本人)を来日させての力の入れようであるから、意気込みは十分。

公演前日の飯森さんのブログには、

おはようございます!木曜日にも拘わらず今日は15時開演です。なにしろ短い曲が多いコンサート、クラシック音楽の美味しい所取りコンサートです。千住真理子さんと僕がトークで進めていきますので退屈はしないと思います(笑)お楽しみに…とのコメントが。

Senju2 はい、私はこの公演、千住さんの奏でとトークを聴きに行きました!

プログラムを見ても、細切れ的な、パッチワーク的な選曲。

実際、曲ごとに配置を移動変えするのを観ていて、大変だろうし集中できないだろうなー、何て思いながら…。

●プログラム 指揮・お話:飯森範親  ヴァイオリン・お話:千住真理子

*ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲より“スイス軍の行進”

*ヴィバルディ/ヴァイオリン協奏曲集「四季」より“夏”

*ヘンデル/ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)

*モーツァルト/セレナード「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第一楽章

*ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」より第一楽章

*スメタナ/交響詩「わが祖国」より“モルダウ

J.シュトラウス2世/ワルツ「美しく青きドナウ」

*ビゼー/歌劇「カルメン」より“第三幕への間奏曲”

*ブラームス/ハンガリー舞曲第五番

*サラサーテ/チゴイネルワイゼン

*チャイコフスキー/バレエ音楽「白鳥の湖」より“情景

*ラヴェル/ボレロ

※※ アンコール ※※

ビゼー:歌劇「カルメン」より第3幕への前奏曲(闘牛士の行進)

Senju3 席は、最前列真中央。

千住さんの演奏は、「ヴァイオリン協奏曲集「四季」より“夏”」と「チゴイネルワイゼン」で、デュランティはよく歌っていて聴き応え十分、真理子さんも素敵な笑顔でとても元気だった。(最後の演奏が終わった時は舞台袖に引っ込むともう駆け足で去っていく、凛々しくも逞しいお姿。千住さんらしいなあ、笑)衣装は、何回か見たことのあるオレンジ色のドレス。

2曲ぐらいごとにお二人でのトーク。曲への思いなども語っていた。

飯森さんは、子供の頃レコードで「ラヴェル/ボレロ」を聴いてその躍動感に感動し、指揮者になりたい!と思ったそうだ。(日本人は、ボレロが好きですよね。私は単調な繰り返しで眠くなってしまうのだが…、失礼しました)

じっくり聴くという公演ではなかったが、バラエティーに富み、終わってみれば結構楽しい公演だった。

Tso1 そうそう、東京交響楽団と言えば、9/18に「創立60周年記念ガラコンサート」が、飯森範親(正指揮者)ら、司会=池辺晋一郎、ヴァイオリン・司会=千住真理子、他ゲスト多数ミューザ川崎シンフォニーホールで行われる。もちろん行く予定、楽しみである。

Hamada1 余談だが、この森のホール21で浜田省吾ライブが9/15にあるのだが、大ファンの私でもチケットが取れなかった(泣)。今日、最前列に座ってこの位置で浜省聴けたら最高だね!とGさんと話した。

いつか、浜省を最前列で聞きたいなあーー。

【 鑑賞日 】 2006.8.17(木) 森のホール21

          知人同行者: Gさん

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2006年8月17日 (木)

寺井尚子クインテット in STB139スイートベイジル 8/14

寺井尚子クインテット

Terai4_1 出演/寺井尚子(vln)、北島直樹(pf)、細野よしひこ(g)、成重幸紀(b)、中沢剛(ds)。 ゲスト:スリーグレイセス

Stb1391_1 久し振りにSTB139スイートベイジルに行って来た。ブルーノートとともに気に入っている空間である。

Terai7 寺井尚子さんの奏でも久し振り。

寺井さんは、NHK趣味悠々(1998年)「千住真理子と中西俊博のバイオリンは友だち」の番組に1度出演されていたので、勝手に親近感を持っているジャズ・ヴァイオリスト。(笑)

生ライブ空間、とても楽しみにしていた。

Stb1392_1 スイートベイジルはライブハウスレストランなので、シャンパンとチーズ盛り合わせから始めて、ちょっと贅沢な料理とお酒も嗜んで、お腹もいっぱい。

そして、いよいよライブの幕が開く。席は7列目中央でステージにも近い。

2部構成で、1部の寺井さん、可愛らしい白の衣装で珍しい(黒のイメージがあるので)。2部は彼女定番の黒衣装。どちらも素敵だった。

12部とも、「あっ」という間に終わってしまった感のある充実した素晴らしいライブだった。

Terai5_1 寺井さんは、完全に“場”を仕切っていて、指揮官のように皆をまとめていた。寺井さんも自分の弾き方を確立していて、躍動感溢れるその奏では素晴らしい。自身も逸に入っている感じの表情は鑑賞者たちも集中させる。

Terai2_1 スリーグレイセスは、初めて知った人たち。まるでジャズ界のかしまし娘(失礼しました、笑)休止期間も長くあったらしいけれど、ベテランの域でそのハーモニー、クインテットとのコラボレーションもなかなか良かった。懐かしいナンバーも多々あり楽しめた。

寺井さんとかしまし娘、…じゃない(笑)、スリーグレイセスと出会わせたのは、ここ数年寺井クインテッドのピアノを担当している北島直樹が休止前のスリーグレイセスと組んでいたことの縁だそうだ。

そうそう、今日のピアノはYAMAHAだった。

Terai8_3 真夏の一夜、お気に入りのアーティストのライブで過ごすのは贅沢なひとときで嬉しかった。

スイートベイジルは、開場から開演まで2時間もあるので1人で行くと私はいつも時間を持て余してしまう…。今回はMさんにご一緒頂いたので、ライブはもちろんのこと、飲食も楽しく、美味しく過ごせた至福の空間/時間でした。ありがとうございました!

鑑賞日 2006.8.14(月) STB139スイートベイジル

              知人同行者: Mさん

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2006年8月14日 (月)

『Radiogenicリーディング・スペクタクル「優雅な秘密」』8/12

■ 朗読劇Radiogenicリーディング・スペクタクル「優雅な秘密」』

Himitu2 演出/市川右近

プロデュース・脚本/売野雅勇

音楽監督/千住明

出演/市川右近・市川春猿・市川段治郎・古藤芳治・中村中

星の王子さま」で知られる、作家にして冒険飛行家サン=テグジュペリをモチーフに、売野雅勇が書き下ろした『優雅な秘密』が、熱烈なラブコールにお応えして、いよいよ2006年夏、さらにスケールアップして再び劇場に還ってきます。主演はあのスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の市川右近・市川春猿・市川段治郎。演出市川右近、音楽千住明、歌姫に注目の新星・中村中を迎えた愛と感動の一大リーディング・スペクタクル。そのスケールと未踏のスタイル、そしてあなたが知る、この未知の感動はもはや朗読劇ではない。

という解説で、そして音楽が千住明さんだから期待度は大。

1幕に2ずつの話をセットした2幕(4話)の朗読劇。

招待で行って来たが…。

当日昼、関東地方も過激な雷雨によって各地で「落雷」があり、山手線は止まるし、恵比寿地帯は一時停電し、昼公演が延び、夜の開場/開演も遅れた。出鼻を挫かれた感じ。

155分、休憩20分、270分という朗読劇としては長い舞台だ。

席は6列目。

そして、鑑賞感想なのだが…、率直に言うとツマラナイ。

脚本も演出も、う~ん…。センスが古すぎる。

例えば、一人暮らしの美しい女性の部屋を双眼鏡で覗く場面があるが、「美しくもヘンな女」を形づくるためのものが、彼女の部屋に貼ってあるポスターが元相撲の「KONISIKI」、下着を冷蔵庫に入れている…、それを繰り返す、これで笑いを「今」取ろうとするセンスが分からない…。

キャストたちが、自分を「僕は」とかではなく、フルネームでいう科白も違和感がある。

サン=テグジュペリは、私も大好きな作家だ。でも『星の王子さま』は人寄せパンダじゃないよ、安易な使用はいかがなものか。

これで、17000円設定…。

救いは中村中さんの歌が素晴らしかったこと。(この舞台だったからより光ったのかもしれないが)

脚本、演出全般に感じたのは、作者の自己満足。

豪華キャスト陣だっただけに、残念な思いで帰宅の足が重かった。

【 鑑賞日 】 2006.8.12  恵比寿ガーデンホール

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2006年8月12日 (土)

『マイアミ・バイス』 試写会  & 『X-MEN:ファイナル ディシジョン』 試写会

■ 『マイアミ・バイス』 (2006年 / 米国 132

Maiami8 監督・脚本/ マイケル・マン

出演/ コリン・ファレル、 ジェイミー・フォックス、コン・リー、他

公開予定/ 9/2(土)~

( 物語 )

Maiami3 フロリダの楽園マイアミは太陽の光がふりそそぐリゾート地。

米国で最も南米に近い犯罪組織の密輸の中継地でもある危険地帯でもある。

マイアミ警察特捜課(マイアミ・バイス)の刑事コンビとその仲間たちが織りなすバイオレンス・アクションストーリー。

米国政府機関の何処からか情報が漏れ、潜入捜査官らが殺される。その元凶を掴むために選ばれたのがソニーとリコ。

彼らはまず「運び屋」として潜入する。そこに待っていたのはマフィア的巨大悪組織…。そこには、思いもよらない出逢いもあった。

順調に潜入したかと思いつつ、“ヤマ”で運び中、リコの恋人が拉致され人質に。どうする、リコ、ソニー。

それぞれが、命をかけた闘いの中で自分の生き方をセレクトすることに…。

( 寸評 )

めちゃ、面白かった! 刑事ものが好きな人には絶好の作品だと思う。

Maiami4 「MIAMI VICE」は1984年アメリカNBC系にて放映がスタートし、5年間にわたり、5シリーズ全111話が制作された大ヒット作の刑事アクションドラマ。その映画化が本作品。

監督は、『ヒート』、『コラテラル』のマイケル・マン。主演が、『SWAT.』のコリン・ファレルと、『コラテラル』『レイ』のジェイミー・フォックス。ヒロイン(?)に、コン・リーと豪華だ。

潜入捜査官といえば、香港映画『インファナル・アフェア』3部作が秀作/秀逸であり、面白い作品が創られる土台がある。(そういえば、邦画にも『あぶない刑事』があったな、笑)

ソニー(コリン・ファレル)、 リコ(ジェイミー・フォックス)、イザベル(コン・リー)が、それぞれカッコイイ。特にコリン・ファレルがしぶくて男らしくてファンには、待ってました!的役柄かもね。

伏線も含めストーリーもよく練られていて、初めからラストまで息つく間もなくハラハラ/ドキドキしながら観ていると、長さをまったく感じさせない。

Maiami2 ソニー(コリン・ファレル)とイザベル(コン・リー)の、ある意味“ロミオとジュリエット”的展開もなかなかだ(…死なないけれどね)。

余談だが、米国版は146分らしい?(不確かだけれど)。カット(?)された14分を観てみたいなぁ…。

公式HP  http://www.miami-vice.jp/

X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006年/ 米国  104

Xmen9_1監督・脚本/ ブレッド・ラトナー

出演/ ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、ファムケ・ヤンセン、他

公開予定/ 9/9(土)~

( 物語 )

Xmen2 前作のラストでメンバーを洪水から救うために犠牲になったジーンの過去から始まる。

ストーリーの中核は、「ミュータントが生まれるのは病である」と天才科学者が開発した、ミュータントを人間に変えるという新薬「キュア」をめぐる、「ミュータント VS 人間」&「ミュータント VSミュータント 」の闘い。

新薬「キュア」は、ミュータントとしての超能力を無くし人間にする。

「人間になるか、ミュータントのままでいるか」という選択に対しその見解は分かれる。そして、ミュータントと人間の思惑が絡み、最終的な闘いへと…。

( 寸評 )

Xmen12X-MEN」「X-MEN2」に続き、ついにシリーズ最終章『X-MEN:ファイナル ディシジョン』。

迫力映像は十分楽しめる。

シリーズ「1」「2」「3」と進むに連れて、だんだん内容が薄っぺらになっていく展開は残念だった。(『マトリックス』ほどの落差はないけれど…)

Xmen4 テーマに「社会」の深層を内含しているストーリーだったので期待度が高い作品だったので、観方は厳しくなってしまうのかもしれないが。

ただ、娯楽作品として観れば、それはそれで迫力映像を楽しめる。

私的には、ハル・ベリーがカッコイイのと、今回捕まった何にでも変化(へんげ)する「ミュータント」の変化振りがめちゃ面白かった。

Xmen1 ハル・ベリーは、まだまだ魅力を拡げられる女優と感じた。いい監督、作品に出合ってほしいものだ。

公式HP  http://movies.foxjapan.com/x-menfinal/

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2006年8月 9日 (水)

 『骨唄 HONEUTA』 8/7

■ 演劇『骨唄 HONEUTA』(全席指定)

Hone1 作・演出/ 東憲司

出演/ 高橋長英、新妻聖子、冨樫真

題名からして、何かおどろしい内容かな…。ホラーチックなのかな…。

と幾ばくかの不安も抱えつつ、しかし出演の「冨樫真」さんは美しいくも個性的な演技派で以前から注目している女優の一人なので期待も持って劇場に向った。

高橋(村野源吾役)さんもベテラン中のベテラン演技派俳優。

新妻(村野栞役)さんは、2003年に5000倍のオーディションで『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役で初舞台後、『ミス・サイゴン』のヒロイン/キムを松たか子らと交互に演じ、この秋『マリー・アントワネット』にマグリット役で主演するという、今、乗りに乗っている女優。

冨樫(村野薫役)さんは、蜷川演出の『十二夜』で主演ヴァイオラを演じ、映画、舞台界で活躍されている女優。

Kai1 演技派の揃ったキャストを、197人収容のある意味小ホールで観賞できるのは贅沢な空間である。それも4列目というよい席だった。

Hone3 物語は、ホラーではないけれどかなりシリアスで重い内容だ。(コミカルな部分も散りばめてはあるけれど)

現在は寂れたある地方の風習で、人が死ぬと土葬しそこにはたくさんの“風車”がぐるぐる回り咲く風景。源吾は、人の白骨を彫って作品を創り、それを生業としている。

Hone1_1 栞と薫は姉妹。まだ幼い時、母の葬式中の事故で栞の片耳が傷つく(薫は自分のせいだと思い続けて生きている)。二人はその後別々の親戚宅へと別れ別れの生活に。

18年後、再び父の住む故郷/実家に3人が運命のごとく集まる。それは、栞の病が要因で…。

栞が発作を起こすと、聞こえないはずの「骨唄」が必ず頭の中で響く、そして錯乱状態後、気を失う。

お互いが好き/嫌う/慕う/歯向かう等々、複雑に気持ちが混沌する中、源吾と薫は気が狂う栞への愛情で、栞は2人への気遣いで、一度は憎しみあった父娘が、再び絆で結ばれていくのだが、……。

Hone5 基本は、家族とは、父とは、娘とは、そして世間とは、という人間の美しさ、醜さ、楽しさ、悲しさ、平凡さ、非凡さが折々に表現されている舞台である。

それにしても、新鋭の新妻は気の狂う娘役を迫真の演技で表現していた。アイドル的な要素を振り払う、危険な役回りである。「私は舞台で生きていく」という宣言を聞いているような迫力があった。この役を引き受けた勇気は賞賛が値する。

Hone6 冨樫さんはその個性を出し、いい感じたった。もっと美しい役をしてもいいのになあ、と個人的には思うが、彼女も「舞台人」としての凛とした姿勢があるのだろう。今後も楽しみである。

突拍子もない科白や演出も結構あって、「?」という部分もあるが、全般的に3人の真摯な演技が観客の心を掴んでいた。

そして、ラストシーンは予想した展開だったが、その衝撃的表現にはビックリした、サプライズである。ああ、このシーンをやりたかったんだな、これを観せたかったんだ! と思わせる演出だった。

【 鑑賞日 】 2006.8.7  吉祥寺シアター

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2006年8月 8日 (火)

アクセス解析サービス

ココログ/ブログ(ベーシック)において、8/2(水)よりやっとアクセス解析サービスが開始された。(このサービスがなかったのはココログくらいなのでは? という感じだった)

それまで、カウント数すら分からない状況の中でブログを公開してきたわけである。いわゆる暗中模索という中途半端状態で…。

 8 /7 (月)現在、カウント数が7060であった。(←3/15のブログ開始からではなく5/18からの累積)

しかし、この数は自分自身のアクセスもカウントされているので話半分の数でちょうどの感じかな? 

8/3(木)からは自分自身のカウントはしないように設定したので、少しずつ本来の環境が分かるのかな、と思っている。

アクセス数がブログ所有者でないと確認できないのは(多くの他ブログではページ表紙に一般公開されている)、私のような「寂しいアクセス数」ブログとしては安心感があるなあ。(笑)

まあ、アクセス数=ブログの評価ではないからあまり数は気にしなくてもいいのかも、とは思うが書いている以上多くの読者がいてほしいと思うのも人情というものだ。

読んでいただいている方々にも感謝の気持ちでいっぱいであるけれど、コメントを書いてくれたり、個人メールで応えてくれるのはとても嬉しいことだ、これも人情というものだろう。

ブログを公開している人たちは、きっと皆、同じような気持ちだと思う。もちろん、人それぞれではあるだろうが。

検索サイトからサーフィンしてくる人も多いので、もしアクセス数を故意的に増やそうと思えば、有名タレント(キムタクとかぺ・ヨンジュンとか…)や話題性の高いスキャンダル語彙やエッチ系などを盛り込めばアクセス数自体は増えるだろう。

けれども、それで数が増えても空しい気分で包まれるので故意的にはその技は使わないつもりだ。(…と書きながら、メジャー系映画は作品名だけで検索されるので、映画評を書いている身としては偉そうなことも言えないか、笑)

これからも、マイペースで自分らしいブログにしていこうと思っているので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

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2006年8月 7日 (月)

藤満健 ザ・ベスト・ピアノ・コンサート in ティアラこうとう 8/6

■ 『藤満健 ザ・ベスト・ピアノ・コンサート/音楽案内:高嶋ちさ子』 

 

Fuji2 藤満健さんは、有名アーティストの伴奏ピアニストとしてや編曲者として活躍している。そのソロ・デビュー公演が今回のもの。

高嶋ちさ子さんの伴奏もよくされているようだ。

観客の半分以上は高嶋ちさ子ネームバリューで来ているのだろうな、と感じさせるし、もちろん彼のデビューをバックアップするために参加されたのだろう。

乙女の祈り、トルコ行進曲、ラ・カンパネラ、雨だれ、トロイメライ、小犬のワルツ、別れの曲、英雄ポロネーズ等々の名曲を演奏。

23曲ごとに、藤満さんと高嶋さんの爆笑トークが入る構成。

入場時に曲目アンケート紙(10曲くらいだったかリスト)を配布し、希望の多かった3曲をアンコールに演奏する企画も。

そのアンコール時には、提出アンケート紙の中から6名選んでその方々をステージ上に昇らせて、ピアノすぐ横にイスを設置して間近で演奏を聴くということも。(演奏を終えて演奏者が退けても、観客側に向いてポカーンとしている選抜6人、の感じは変で面白かった…。ステージに残されて何時立ったらいいか、本人たちはドキドキしたろうなあ。ふぅー、選ばれなくてよかったと思った。)

藤満さんの演奏は、ショパンが良かった。

細切れプログラムよりも、ショパンに焦点を絞ってじっくり弾いた方が聴き応えのある奏で空間になるのでは、と思った。

Takashima1 毒舌ちさ子トークは快調で、会場を盛り上げていた。私的にはお金を払ってまでの域には達していないけれど…。

藤満さんのアンコールが終わってから、ヴァイオリンを持って登場し、藤満さんの伴奏で、自作品を1曲とモンティのチャルダッシュを弾かれ、割れんばかりの拍手を受けていた。美味しいとこ取りって感じもしたけれど、観客のほとんどは、高嶋さんの奏でも期待していたと思うし、よかったのだろう。華としてやっぱり彼女の方が引立つものなあ。(笑)

【 鑑賞日 】 2006.8.6  ティアラこうとう 大ホール

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2006年8月 6日 (日)

くるみ割り人形 全2幕 (ピーター・ライト版 /スターダンサーズバレエ団) in 新国立劇場オペラ劇場 8/5

■ 『くるみ割り人形 全2幕 (ピーター・ライト版 /スターダンサーズバレエ団) 

S1 演出・振付/ ピーター・ライト

指揮/ 田中良和

演奏/ 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

出演/ 佐久間奈緒/菅野英男/松坂理里子/東秀昭/他多数

Kulumi5この公演に、S席招待で行ってきた。

新国立劇場の“オペラ劇場”に入るのは初めてなので、それも楽しみの一つだった。(中劇場、小劇場は何度もあるが)

とても広大な、4階席まである劇場。音響もよく綺麗なホールだ。

その2階席の袖席。舞台も近く感じ、オケピも見えるし、なかなか観やすいよい席だった。

Kulumi4 スターダンサーズバレエ団の鑑賞は、今までに4回くらいあるが、今回の公演が一番良かった印象を第1幕から感じた。

舞台設備、衣装、もろもろに大変お金をかけているのが分かるし、素晴らしいセッティングだった。

Kulumi3 目玉は、佐久間奈緒さん(バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 プリンシパル)と菅野英男さん(シェフチェンコ記念ウクライナ国立キエフバレエ団)の「金平糖の精&王子」である。

両者の舞いも素晴らしかったけれど、全般に渡ってレベルの高い上質のバレエ公演だったと思う。

特に、2幕の流れるような数々の場面は秀逸で、“あっ”という間に終演してしまった感じで、それぞれ楽しめた。

Kulumi たくさん雪を降らせたり、場面、場面で随所に見られる演出の数々も優れた演出/構成で、まったく飽きさせないし、ファンタジー/幻想の世界を上手に創り上げていた。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏も素晴らしかった。

スターダンサーズバレエ団は、西島千博という一人飛びぬけたスターがいて、彼の要素が強いバレエだったけれど、最近そのトップスターが退団的なトラブルとの噂も聞こえていて(まだ在団しているようだが、この公演の出演はない)、どうなるのか?と内心思って観たが、前記したように以前より断然素晴らしいバレエ団になっていた。ピンチはチャンスだったのだね!

新しい団代表の小山久美さんは、若いけれど才能豊かなのが今公演でも証明されたのではないだろうか? 

Kulumi7 くるみ割り人形、チャイコフスキーの音楽もとてもいいことを再認識したなあ。これからは、曲を聴くと映像も脳裏を通り過ぎていく楽しみになると思うと、嬉しいことだ。

観客の多くは女性で占められていたけれど、上質のバレエは男性にとってもアートを楽しめる、素敵な時間/空間であることを強調しておきたい。

【 鑑賞日 】 2006.8.5  新国立劇場 オペラ劇場

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2006年8月 5日 (土)

『狩人と犬,最後の旅』 試写会 8/3 & 『ユナイテッド 93』 試写会 8/4

■ 『狩人と犬,最後の旅』(2004年/仏=カナダ=独=スイス=伊/ 101

Saigo3 監督・脚本/ ニコラス・ヴァニエ

出演/ ノーマン・ウィンター、メイ・ルー、アレックス・ヴァン・ビビエ

[犬]アパッシュ、ウォーク、リレイ、クルベット、ミニク、ノブコ、オット、プッシー、ロックス、ソーダ

公開予定/ 8/12(土)~

( 物語 )

Saigo5 長年狩人(トラッパー/罠猟)としてロッキー山脈を生き抜いてきたノーマン(最後の狩人と呼ばれる実在の人物)

人間には、自然界の調和を保つ義務がある。そう信じる彼は、罠猟を通じて生態系の調整をすることに、狩人の本分を見出してきた。

しかし、彼が守り続けてきた森と、そこに住む動物たちは、森林の伐採によって年々減少する現実。

生きる目的さえも失いかけたノーマンは、今年限りでロッキーを去ろうと決意するが、そんな彼の元にやって来た10ヶ月のシベリアン・ハスキー、アパッシュ。狩りの邪魔はするし、ソリをひく他の犬からも孤立してしまうのでノーマンはダメ犬の烙印を押す。

しかし、薄氷に落ちた彼の命をアパッシュが救ったことから、かけがえのない絆が結ばれ、ノーマンの人生は転機を迎えることになる。

( 寸評 )

Saigo4 ノーマン・ウィンターのライフ・スタイルを基にした人間ドラマ。ノーマン本人が自身を演じ、自らの生きる姿をドキュメンタリータッチで表現。

この作品も、公開前から高い評価の声が多く聞こえる作品なので(おすぎなんて満点評価)、期待して行った。

端的に言うと、中途半端。完全なノンフィクションでもなく、映画としての演出が多岐に渡り観られ…。

う~ん、どうなんだろうな、こういう構成。『皇帝ペンギン』などは優れた作品だったのになぁ。

大自然の映像は、大画面で観る価値はあるけれど。

人間が自然とどう共有するかの古くも新しい課題だけれど、大きな流れには逆らえない現実を見せられているようで辛かった。

公式HP  http://www.kariudo.jp/

■ 『ユナイテッド 93』 (2006年/ 米国 111

933 監督・製作・脚本/ ポール・グリーングラス

公開予定/ 8/12(土)~

( 物語 )

9322001911日。午前842分、ニュージャージー州ニューアークからサンフランシスコに向けて、ユナイテッド93便は離陸した。

その直後、アメリカン11便がワールド・トレード・センター北棟に、続いてユナイテッド175便が南棟に激突する。

その時はまだ、ユナイテッド93便の乗客乗員は、何も知らず、穏やかなフライトを続けていたが、ユナイテッド93便でもテロリストが動き始める。

機内の犯人の声に戸惑う管制官たち。アメリカン77便も、ペンタゴンに墜落。乗客たちは機内から電話で、愛する家族と連絡をとりあった。

そして3機の情報を聞いた乗客たちは、自分たちの現状を確信し、絶望した。何もしなければ、他の飛行機のように多くの犠牲者を出すと…。

こそして、愛する者に最後のメッセージを残して、乗客たちは勇気と団結力に包まれ、行動を開始するが…。

( 寸評 )

931米同時多発テロの当日、ハイジャックされた4機の旅客機のうち、唯一目的地に到達しなかったユナイテッド93便の機内で起きた物語を再現した衝撃作。

絶望の中で一致団結し、テロリストたちと戦うことを選んだ乗客たちの勇気/行動を臨場感たっぷりに映像化。監督は『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラス。

試写会で観た人たち、マスコミ系、そのほとんどはこの作品にとても高い評価を表現している。

そのほとんどは、テロリストたちに対峙し、勇気/行動(そして家族愛)で立ち向かう乗客の勇姿に感動したコメントである。

へそ曲がりの私は、アメリカ映画のある意味すごさを認めると供に、限界を感じた。

すごさとは、衝撃的な事件からわずか5年後にこのような作品を作ったということ。そして、限界は、タイトル通り主に「ユナイテッド 93」だけに焦点を絞っている点だ。

934 4機中、唯一標的攻撃に失敗した「ユナイテッド93」便を選択したことでその作品意図が決まってしまう。成功した機内映像や犯人に触れることはない。そして、犯行者の背景を全くと言っていいほど表現していない。イスラム教への原理主義的な表現をするばかりだ。

何故、この事件が起きたかのバックグランドに触れないのは表面的なことでしか物事を観られなくなる危険を孕む。

マスコミ系コメントで、一つ共感したコメントがあった。

「彼らはみんな、明日があるはずの人だった。この痛みから、なぜ事件が起きたのかを改めて考えずにいられない」(『婦人公論』編集長/瀧澤晶子さん)

瀧澤さんのコメントの「彼ら」を指す要素/構成を、「彼ら=乗客・乗務員、自爆テロ実行者」とすると、この事件の本質に迫ることのできるスタンスとなる。

9.11」を考える時、私は「犯人たちは何故、事件を起したのか?」の背景を描かなければ本質が観えないと思うからだ。

もちろん、この事件の犯人たちの行動を「是」としているわけではない。正しい?レジスタンスとの認識でもないが。

今現在、レバノンで起きている事件/紛争(戦争?)を考えてほしい。

ヒズボラへイスラエルは「自衛/テロ対策」という認識で卑劣な軍事行動を続けている。そのイスラエルを擁護しているのは、アメリカだ。

アラブ世界は、ヒズボラの動きを「レジスタンス」と捉えている。

パレスチナ問題しかり、何が本質であるかを観ることが大切であると私は思っている。

9.11」以後、世界は、アメリカは、私達は、いったい何を学んだのだろうか?

公式HP  http://www.united93.jp/top.html

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2006年8月 4日 (金)

星野道夫メモリアル~星のような物語~ 8/2

■ 星野道夫メモリアル~星のような物語~

82日(水)より、銀座松屋8Fにて『星野道夫展 星のような物語』(~8/14)が開催されている。

Hosi3 このイベント展及び星野氏没後10周年と位置付けたメモリアル・イベントが初日の8/2(水)に展覧会とは別会場で行われた。

Hosi18 主にアラスカを拠点に、シロクマ、カリブーなどの野生動物や美しい大自然風景を撮り続け、星野道夫写真世界を確立しつつあった中、不慮の事故(テントを熊に襲われ…)で亡くなってから早10年…。

その間、今でも星野氏の写真/書籍作品は人々を魅了し続けている。

『星野道夫展』の開催記念イベントとして「星野道夫メモリアル~星のような物語~」がレクイエム的に行われた。

Hosi6 「特別ゲストとして、星野氏と親交の深かった女優/中井貴惠さんによる星野道夫エッセイの朗読に合わせてのスライド上映、また、残された撮影日誌をもとに、作品の舞台を10ヶ月にわたってハイビジョン収録し、その心の奥底を再現したメモリアルDVDの上映などを行う」というもの。

18:30開場となっていたので、18:15に会場に行ったらもう開場されていた。中に入ると160名位の座席だろうか、司会担当の女性が「席は自由席ですので、どうぞ皆様前の方からお座りください」とアナウンスしている。

しかし、前から5列までの全席に「関係者席」の張り紙…。この会場の広さで前5列を占めているのはちょっと戸惑うよな、一般客は。

私は、7列目の中央寄りに座った。しばらくの間、前ががら空きで後ろが詰まっているという歪な状況だったが、開演間近には、ほぼ満席状態になった。恐らく立ち見も出るのかも知れない盛況ぶりだった。

Hosi4 まず本日発売初日のDVDを、本日用に短く編集したものの上映(18分)を観る。その後、7/24のNHKハイビジョンで特別番組として放送された、その担当プロジューサーと星野氏と親交の熱かったカメラマンの対談が15分。そして、メインイベント「中井貴惠さんによる星野道夫エッセイの朗読に合わせてのスライド上映」が行われた。

Hosi17 対談では、星野氏が如何に野生動物や自然を相手にすることができた優れた写真家であることが再認識された。

「何故、星野さんは野生動物の出てくる場所/時間が、こんなにも的確に分かるんだ?」

「いや~、いっぱい、いっぱい失敗して、その経験測からですよ。初めのうちは空振りばかりでしたから…」

しかし自然相手の場合、1人の経験だけではけして得られないものだ。星野氏は、現地の人と親交関係を築き、信頼されその人々から貴重な情報を収集したからこそ、彼だからこそできる、撮れる写真なのだ。

日本にも沢山の写真家がいる。沢山の分野に。

星野氏のスタンスは、大自然にテントを含め必要器材/用具の全てを一人で背負って、23週間という長期に渡って、たった一人で広い広い荒野に入って行くのだ。

Hosi13 モデルや芸能人などを撮る有名写真家の中には、アシスタントを何人も使って、本人はシャッターを押すだけ、という方もいると聞く。

被写体が人や物であれば、指示をして準備ができるし、進行予定も立てやすい。

星野氏は、その対極にいた写真家と言っていいと思う。だから、彼の作品は、彼だけの、彼にだけしか撮れない優れた作品、宝物のような作品として、その光/輝きに心が入って銀盤に載るのだろう。

Hosi9 中井さんの朗読とスライド上映は、この日の為に奥様(星野直子さん)が読むエッセイをどれにするか、それに合わせて写すスライドの選択をして、ピアニストの松本峰明氏にあう曲を作曲してもらい3人で作り上げたもののお披露目という贅沢なものだった。

スライドは奥様自らが中央に座って写す作業をされていた。

Hosi11 その内容は、とても素晴らしいものだった。曲を除けば10年以上前の作品の数々なのだけれど、決して古さも感じなければ、野生動物は躍動感があり、オーロラなど大自然のスライドも美しいものばかりだった。

名作は古くならないということと、大自然の営みから比べれば10年などはほんの一瞬に過ぎない、ということなのだろう。

★『星野道夫展 星のような物語』写真展は、銀座松屋8F8/14まで開催されている。まだ、星野氏の写真を直に観たことがない方にはもちろん、観たことがある方にも、再び彼の作品の素晴らしさに触れてほしいと思う。けして落胆はさせない、きっと胸打つ作品に出合えると思う。

余談になるが、星野氏を思う時、私は“孤高の人”というイメージを勝手に持っている。

そして自然との関わりで、私が「孤高の人」を感じるのが、星野道夫氏、植村直己氏、長谷川恒男氏である。

*写真家/星野道夫 1996年ロシア・カムチャツカ半島クリル湖へテレビ番組の取材に同行。88日、クリル湖畔に設営したテントでヒグマの襲撃に遭難し逝去。享年43歳。

*冒険家/植村直己 1984年、マッキンリー登頂成功後、通信が途絶える。 享年43歳。

*冬期単独登攣登山家/長谷川恒男 19911010日パキスタン・ウルタルⅡ峰登山中、雪崩により遭難。享年43歳。

今、3氏を列記して驚いた。奇しくも、3人とも享年43歳なのである。

彼らは、プライド高き“孤高の人”で、何と短命であったことか。しかし、彼らが大自然と共有し残した偉業/作品の気高さは永遠に輝いているのであろう。

他に日本人では、大杉栄氏、外人では、チェ・ゲバラ氏に“孤高の人”としての輝きを、“凡人の私”は感じ、そして“孤高の人”それぞれに惹かれている。

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2006年8月 2日 (水)

水道修理屋のオジさんと缶コーヒー

■水道修理屋のオジさんと缶コーヒー

Suido2 先日の夜、突然水道の蛇口が壊れた。何度廻しても水/お湯が出なくなってしまった。

さて、困った、どうしよう……。

水道関係修理屋さんに来てもらうほかない。チラシを探すと数種類の修理屋さんが見つかった。どれもが「24時間対応」「安心、安価」「2000円割引」と同じような項目が書かれている。

記入されている住所を見て、自宅に近いところを探す(対応がより早いのが期待できるかな? と思って)。

早速電話すると、受付担当の声はオバさんだ。

「夜分、すみません。実は~~」と、蛇口の故障状態を説明して見積がたつか? &今日来てもらうことが可能か確認してみる。

「実際に状態を見てみないと見積は分からないわねぇ~。現在近くに廻っている修理担当車(者)に連絡取って、そちらに電話かけさせますから、お宅の番号を教えて」

ということだった。

しばらくすると、修理担当のオジさんから電話が入った。

状況を伝えると、今からこちらに向ってくれるとのこと。

30分もすると、修理オジさん登場。

診断結果は、「寿命だねぇ~」。老朽化によるものらしい。蛇口ごと交換/取替えないといけないらしい。

「ちょっと、カタログ持ってくるから待ってて」

(あーぁ、また痛い出費だなあ…)

カタログを開きながら、

「こんなのが今、最新で流行りだよ。ちょっと高いけれどね」

金額を見ると8万~14万円!!…。

「えっ、そんな高いのは…。だって賃貸だし…」

「お兄さん、ここ分譲マンションじゃないんだ?」

「この部屋は分譲で買った人が賃貸ししているんです。買った方が入っている人もいれば、私みたいに賃貸している人も混じっているんですよ、ここは」

「いや~、お兄さんの持ち部屋だと思って高いの薦めちゃったよ(笑)。それじゃ、安くて丈夫なのがいいね。これなんかどうかな?」

一挙に価格が15千円の商品になった。(笑)

名の知れている大手のマンション名なので、初めは私をお金持ちと思ったらしい。(ほんとに金持ちなんだけれど。なん~ちゃって、笑)

オジさん、私が賃貸住民と聞いて、一挙に庶民仲間との認識になった。そしてすごく親身な対応に、コロッと変わった。(ありがたいことだ。ただ、変わり身の早さには微笑ましく笑えたが)

Suido4「お兄さん、そしたらコレがいい! シンプルなのが一番丈夫だし故障もめったにないから、コレ、これにしよう。それと、賃貸なら大家さんに出してもらいな。故障じゃなくて老朽化なんだから、お兄さんが壊したわけじゃないって。絶対話して大家さんに出してもらいな。もし、大家さんが何か言ってきたら、オジさんがちゃんと説明してあげっから!そうしな!」

めちゃくちゃ親切な、気のいいおっさんになっていた。いい人なんだなぁ。(快笑)

該当商品は車にないので、明日来てくれることになった。当番がニ交代制か三交代制らしくオジさんは午前中休みとのことで、明日の21時と予約した。

Suido1 20時半頃帰宅すると、マンション前に水道屋さんの車が止まっていた。

「早く来てしまったんだよ。今からでもいいかな?」

と笑顔でオジさんが言った。

「はい、お願いします」

「ちょっと、待ってて…」とオジさんは車から出て何処かに向った。

手に缶コーヒーを一つ持って帰って来た。オジさん、自分で飲むので買ってきたのだろうと思ったら、

「仕事、お疲れさん。これ飲みぃ!」と、缶コーヒーを私に渡した。

(修理してもらうコチラがお茶でも出さなければいけないのにな…。)

「オジさんのは、」と言いかけたら、「いいんだぁ、さっき待っている時飲んだから」

オジさんは、昨夜に続き、今日も気のいい人だった。

30分位で交換が終わり、支払も済ませた。

「しばらく使って何か問題あったら連絡してくれる、保障で直すから」

と言って、修理オジさんは次の現場に向って行った。

出張費や技術料そして商品代、全部で29,500円だった。(オジさんのお薦めの通り?!、大家さんに負担してもらったけれど…)

オジさん、次の現場がセレブ系だったら14万円のを取り付けるのかなあ?それと、けして缶コーヒーをサービスしたりしないだろうな。(笑)

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