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2007年1月28日 (日)

■勝手な映画評(第42回) 『世界最速のインディアン』

映画鑑賞もしているけれど、なかなか映画評を書けないでいる…。

『それでもボクはやってない』(周防監督)は、なかなかの秀作であった。映画評ではないけれど、鑑賞後それに絡めてコラムを書いたので、もう一つのブログ(トムとジャッキーの言いたい放題)を時間がある方は読んでください。

■ 勝手な映画評(第42回) 『世界最速のインディアン』

◎総合評価: 60/ 100

4210 作品名: 『世界最速のインディアン』(2005年 /ニュージーランド、アメリカ/ 127分)

監督/脚本: ロジャー・ドナルドソン 

出演: アンソニー・ホプキンス、他

分野: ヒューマンドラマ

公開予定: 2007.2.3(土)

物語

424 ニュージーランドの片田舎に住む63歳のバート・マンローは、夢を追い続ける男だった。彼は21歳の時に出合った「インディアン」という名のバイクに心を奪われていた。

1920年型中古のバイク「インディアン・スカウト」。彼は、40年以上に渡って改良に改良を加え(お金がないのでバイク部品ではなく、日常品を工夫し使用する)、「夢」は、インディアンに乗って世界大会の中でも名高いアメリカボンヌヴィル大会(ライダーの聖地アメリカのボンヌヴィル塩平原)に出場し、「世界最速(1000cc以下)」を記録すること。

425 ユニークな彼には、沢山応援する友人たちがいたが、誰もその達成は信じていない。何しろ、速度計もついていないオンボロバイクである。老人を慕う隣家の少年(アーロン・マーフィー)ただ一人は、彼の成功を信じて疑わなかった。

大会会場に行けば(大会出場手続きもせずに)出場できると思い込んでいた彼の無鉄砲なレース参加への旅が今、始まろうとしている。

寸評

422 60歳を超えてもライダーとしての夢を追い続けた実在の人物、バート・マンローをモデルに作られたヒューマンドラマ。

監督ロジャー・ドナルドソンが、バートと出会ったのは1971年で初めはテレビ・ドキュメンタリーとして彼を紹介した。その後なんと34年の時を経て脚本を書き映画化したという。監督ロジャーは、オーストラリア生まれニュージーランド育ちというからとてもニュージーランドに愛情があるのだろう。

全くの予備知識なく、題名が「インディアン」だから、ネイティブアメリカンのヒューマンドラマかと思っていた(恥ずかしい)。しかし、彼のロードの中でインディアンに出会いその世界へとの関わりに触れる場面もあるので、全くの的外れではない。そのインディアンには、ストーンパワーのネックレスをお守りとして貰うし、インディアンの薬(何かは観てのお楽しみ)を貰ったりもする。

バート・マンローは周りの人たちを時にハチャメチャに、時にフレンドリーに、時に幸せにさせる人間性をユーモラスに描く。

ただ、ちょっと違う見方をすれば「偏屈オヤジ」と紙一重。それでも愛すべきキャラになるのは「ユーモア」が豊富であり、まっすぐであり、人として正直な人物だからだろう。それで老いても女性にモテるのだ。

426

彼はレースに出場し続け、68歳の時に出した自己最高記録は、いまだ破られていないという、伝説の男になった。

老人になっても、夢を追いかける人生があってもいい、それを感じさせる作品である。ただし、そのためには周りの理解がとても必要なことも痛感するけれど…。

彼を、アンソニー・ホプキンスがうまく演じていて、これは彼の代表作の一つになるかもしれない(『羊たちの沈黙』は超えられないけれど)。

●お薦め度:(★5つが満点、☆は半星)

*アンソニー・ホプキンスのファン → ★★★★

*ヒューマンドラマで感動したい人 → ★★★☆

*デート → ★★★

*暇つぶし  → ★★☆

*ロードムービーが嫌いな人→ ★

● 「劇場」 VS  DVD」 (どちらで観る?のお薦めは…)

    WIN:「劇場」

   DVDでも十分楽しめるけれど、人間の機微の演技をアンソニー・ホプキンスが顔の表情で描いているのは大画面で観たいところだ。

公式HP:  http://sonypictures.jp/movies/theworldsfastestindian/

鑑賞日 2007.1.25(木) 特別試写会(九段会館)

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2007年1月24日 (水)

■千住真理子ヴァイオリン リサイタル<二夜> in 八ヶ岳高原音楽堂 & 菊池洋子ピアノリサイタル in 浜離宮朝日ホール

■千住真理子ヴァイオリンリサイタル<二夜> in 八ヶ岳高原音楽堂 1/20

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071203_1 今年も楽しみにしていた八ヶ岳高原音楽堂での千住さんのリサイタル。

私的には3回目になる。3回とも知人が「甲府駅」から宿泊ホテルまで車で同行してくれて、この至福空間へ「おんぶにだっこ状態」で参加させてもらっている。

ここのところあまり遠出をできないでいるので、久し振りにスーパーあずさに乗った。「切符拝見」が省略されている、いいことだ(指定席購入がデータとしてインプットされているのでその座席には声をかけない)。もっと早くこういうシステムにしてほしかったくらいだ。

やっぱり電車の旅、座席にはビールと駅弁が似合う! 家での朝食を抜いて、駅弁とビールを物色して指定席へと向かった。

昨年から2公演になったようだけれど、今年は共に夕方17時開演という、2泊しない身には2日目の公演時間はちょっと困った設定。東京への帰りがとても遅くなる。それと、今回1日目は室内楽(弦楽三重奏)で、2日目が無伴奏という構成。

Mariko4_2 千住さんのコメントを抜粋転記する。

「今回、私は初めて、この八ヶ岳高原音楽堂に、弦だけの室内楽プログラムを取り入れました。弦の魅力、つまり、空気を震わせるさまざまな「振動」を、たっぷり味わっていただきたいからです。デリケートで、他の楽器にかき消されやすいこの「振動」を十分生かすため、弦楽器のみで奏される一夜。お互いの響きを引き立て合い、こだまし合うのが、弦楽器同士の「語り合い」です。 ~ 略 ~」

071201_1第1夜~室内楽の夕べ~千住真理子と仲間たち

<千住真理子(ヴァイオリン) /菅沼準二(ヴィオラ)/北本秀樹(チェロ)>

シューベルト:弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調

ホフマイスター:ヴァイオリンとヴィオラのためのデュエット ト長調

モーツァルト:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのためのディヴェルティメント 第1番 変ロ長調

(休憩)

ベートーヴェン:弦楽三重奏曲セレナーデニ長調 op.8

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ各1台ずつの室内楽構成は、確かに珍しいかも。もう1台ヴァイオリンを増やして弦楽四重奏はときどき見かけるけれど。今回は左から、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラという配置。

千住さんは「人の声のようなじわりと心に染みるヴィオラの音、低く体を揺さぶるチェロの音」と表現されているが、私的にはチェロの方が人の声に近いと感じている。あくまでも感覚的なものだけれど。

ヴィオラを見ると、先日の桂小米朝が「らくごぺら」公演時に述べていた「ヴァイオリンを一晩、水に漬けるとヴィオラになります」という冗談を思い出してしまった。

千住さんが「何故かトリオの時は全員座れて、デュエットやソロは立ち、なんですよね~」と。ソナタは楽譜を見ていいとか、慣習なのか、決まりなのか素人の私には何故なのか分からないけれど、音楽だけではなくアート世界にはその世界独特の「決まりごと」があって、それを知ることも面白い。

途中、チェロの弦がゆるむというハプニングも(北本氏本人も初めての経験と言われていた)。ハプニングに対応する千住さんは力を発する。「リハーサル中もいろんなことありましたものね。こういうことも「ライブ」ならではのこと。ライブ感を楽しんでください」

(夕食パーティでは来場していた、みのもんた氏が、よくできた演出だ「朝スバッ!」で言うことができて嬉しい、とハプニングをフォローしていた)

1夜の演奏は、特に「ベートーヴェン:弦楽三重奏曲セレナーデ ニ長調」が聴き応えのある演奏だった。

<千住真理子(ヴァイオリン)>

Mariko5_12夜~無伴奏の夕べ~

テレマン:「12の幻想曲」より第10番 ニ長調

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番より "アダージョ"

イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番「クライスラーに捧ぐ」より"アルマンド"

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番より"シャコンヌ"

(休憩)

三枝成彰:無伴奏ヴァイオリンのための「宵待草変奏曲」

千住明:連続テレビ小説「ほんまもん」より "祈り" "森の瞑想"

千住明:スノーダイヤモンド (NHKアニメ劇場「雪の女王」オープニングテーマ曲)

クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス ~イザイに捧ぐ

フォスター:懐かしきケンタッキーの我が家

パガニーニ:「24のカプリース」より 第13番 "悪魔の微笑み"

ミルシテイン:パガニーニアーナ

Mariko6_1 今夜は「無伴奏」。千住さんの独り舞台だ。

千住さんは、近著『千住真理子とコンサートへ行こう』の中で、「わたしのヴァイオリンへの本当の挑戦は、バッハの「無伴奏」の奥の深さを知ったときからはじまったといえます」と書かれている。

その無伴奏への挑戦は現在も続いている。そういう意味でも、千住さんの「無伴奏」は、いつも楽しみなのだ。

曲ごとに自身の思いを説明しながらの演奏形式/構成は、観衆を一歩も二歩も千住さんに近づかせ、会場全体を千住ワールドに引き込むことに成功していると思う。

前日みのもんた氏(ご夫婦)への対応(お相手)で、夕食他でかなり気を使われたのだろう。少々疲れを感じさせた(アンコールもめずらしく1曲だけだったし)ので不安もあったけれど、全体としては「無伴奏」の千住ワールドを堪能できた。

サイン会は音楽堂で行われ、用意していたワインを2日ともお渡しした(もちろん、銘柄は違うものを)。

八ヶ岳高原音楽堂の公演は、千住会の関西メンバーとも時間/空間を共有できることも楽しみの一つで、今回は1夜目の夕食後、ホテルのバー(大きな暖炉に火がゆらゆらと雰囲気もいい)に初めて行って、楽しいひとときも過ごすことができ、朝食もご一緒できた。

夕食パーティ時に初対面のご夫婦(お医者さん)と楽しく会食し、予想外に長時間の夕食となった。お医者さんは70歳と高齢ではあるけれど、マドンナ公演に行ったり(それも5列目)、苗場でのユーミンも楽しまれるという。でも一番好きなのが伍代夏子というから…(笑)。

2日目の公演までの長~い空き時間は、知り合いと関西のメンバーで小諸までドライブし、お蕎麦屋に入って17食限定(繁盛期は20食)の「十割そば」を食べた。

来年は日程の詳細までは決まっていないらしいけれど、公演依頼はしているとのこと。今回は2年ぶりに新譜を出したばかりなのだけれど、新譜からは1曲も演奏していない(ピアノ伴奏がないから)のは残念でもあった。

帰りは韮崎駅まで送ってもらい、21:00発スーパーあずさに乗って深夜の東京へと向かった。到着すると、東京は冷たい雨が降っていた…。

ご一緒いただいた皆様、いろいろお世話になりました。来年もまたよろしくお願いいたします!!

■菊池洋子ピアノリサイタル in 浜離宮朝日ホール

Kikuchi1_1 千住さんの八ヶ岳高原音楽堂の余韻を残しつつ、そして旅の疲れも取れないまま翌日もクラシックリサイタル(招待)に行って来た。

プログラムのテーマは「変奏曲」

Kikuchi2_1 ●プログラム

モーツァルト:きらきら星変奏曲 ハ長調K.265

モーツァルト:美しいフランソワーズによる12の変奏曲 変ホ長調K.353

メンデルスゾーン:カプリッチョーソ ホ長調Op.14

(休憩)

ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲Op.24

菊池洋子さんを聴くのは、今回で23回目だったか。

菊池さんはモデル並みのスタイルと碧くストレートの長髪と大きな瞳が印象的な方。舞台上での挨拶のお辞儀が深々としていて身体が柔軟なのが分かる。

大胆で繊細、そんな奏でが会場全体に響きわたる。演奏曲全てを楽譜なしで弾かれた。

Kikuchi3_1 もう5年間イタリアで過ごす生活をされているとのこと。

「昨年はモーツァルト生誕250年でしたが、私にとって今年はモーツァルト生誕251年! モーツァルトは私のいつの公演にもプログラムに必ず入れたいと思っています」と、モーツァルトへのゆるぎない愛情/思いを述べていた。

今回、後半のブラームスの大作を楽しみにしていた。

渾身の奏では、聴衆を聴き入らせ集中させた。重厚さもあり緻密な変奏曲は聴き応えのあるもので、楽しめた。

大胆な奏では魅力的で、はっきりとした性格なのだろう、メリハリのある奏でに好感を持てた。

固定ファンも獲得されているようで、サイン会には長蛇の列ができていた。

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2007年1月17日 (水)

■ 桂小米朝のモーツァルト!モーツァルト! in 東京芸術劇場

■ 桂小米朝のモーツァルト!モーツァルト!~らくごぺら『フィガロの結婚』、他~  in 東京芸術劇場(中ホール) 

071162出演/ 桂小米朝、日紫喜恵美(ソプラノ)、柴田智子(ソプラノ)、ダリオ・ポニッスイ

音楽/ 弦楽四重奏(新日本フィルハーモニー交響楽団メンバー:崔文洙(第1ヴァイオリン)、宇野沢美緒(第2ヴァイオリン)、松井京子(ヴィオラ)、川上徹(チェロ))、ピアノ(石野真穂)

071165 ●プログラム

1部 落語『君よ、モーツァルトを聴け!』、他

2部 らくごぺら『フィガロの結婚』

071161 招待で行って来た。席は2階席中央。

自分をモーツァルトの生まれ変わりと信じて疑わない桂小米朝がモーツァルトの格好で繰り広げる第1部と、3時間半ある『フィガロの結婚』を30分の短さで落語的に変成(らくごぺら)、しかも12役で4人で登場人物を7人に絞って演じる第2部。

初めは高座で着物姿の落語を一席。落語『君よ、モーツァルトを聴け!』は、桂三枝作の創作落語。

出囃子が弦楽四重奏の生演奏「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」。

小米朝は、人間国宝の父米朝を口上で面白おかしく扱って自己PR。

落語を聴くのは久し振り。私は、志ん朝や三木助が好きだったので二人が生存中はたまに聴きに出かけたけれど、二人とも若くして逝ってしまった、残念である。

アイネ・クライネ・ナハト・ムジークを、チェロだけの部分やチェロ+ヴィオラとだんだんに説明する構成があり、各楽器の奏でが分かり、第1ヴァイオリンが主軸で他楽器がぜんぜん主旋律と違った奏でにより厚みを持たせていることの実施説明が面白かった。

071166 らくごぺら『フィガロの結婚』は、テンポよろしくあっという間に終わってしまう、楽しい舞台だった。初めて歌声を聴いた日紫喜恵美さんは大阪出身ということで、「笑いのノリ」を発揮していた。ソプラノ歌手のコメディチックな演技はなかなか見ものだった。

昨年のモーツァルト生誕250年からの流れのイベントではあるけれど、35歳でなくなったモーツァルトの作品が、現代のこのような構成に成り得る素性を持っていることは、やはり彼は天才だったのだなあ、と改めて思わせる。

そして、落語という日本文化も異国のクラッシックを受け入れられるという意味でまた、芸術は国境そして時代も越えるものだということを感じさせてくれた舞台でもあった。

昨今お笑いブームの自虐ネタや攻撃ネタなどとは違って、人情的笑いというか、奥底にちゃんと人間を見つめる温かさ(もちろん落語にもニヒルな笑いはあるけれど)のある笑いやセンスを現代ももっと持ち合わせていいのではないかと感じさせる舞台だったと思う。

【 鑑賞日 】 2007.1.16(火) 東京芸術劇場(中ホール)

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2007年1月15日 (月)

■東京芸術劇場シリーズ 第90回 東京交響楽団

■東京芸術劇場シリーズ 90

071143071141指揮:大友直人

ピアノ:リーズ・ドゥ・ラ・サール

オケ:東京交響楽団

演目/

リスト/交響曲「前奏曲」

リスト:ピアノ協奏曲 1 変ホ長調

ブラームス:交響曲 2 ニ長調 作品73

招待で行って来た。席は2階席中央後方。

センター席であるので、響きがオケの全体から調和されなかなかの演奏だった。

いつもながら大友さんの凛々しい指揮ぶりは、上品でスマートである。コバケンとはある意味対照的かな。オケとの適度な距離感をもって振られている感じを受ける。正統派というか優等生。こういうまとめ方も嫌いではない。安定感があるしね。

071145 リーズ・ドゥ・ラ・サールさんの弾きを聴くのは初めて。2階席からでも指さばきがよく観えた。1988年生まれだからまだ18歳。パリ音楽院を主席で卒業。同大学院で、ブルーノ・リグットに師事、同時にジェヌヴィエーブ・ジョワより芸術的アドバイスを受ける。

すでに2枚のCDを出し、今年3枚目をリリース。

071144 全般的に、快奏という印象。技巧も優れているのが分かるし、激しい弾きの場面でも音が濁ることなく美しい旋律を奏でていた。これからも注目の弾き手である。

ブロンドの髪と大きな瞳が印象的で舞台に華を咲かせていた。沢山の拍手にアンコールで応え、落ち着いた安定感のある演奏だった。

鑑賞後、ワインが飲みたくなり会場(池袋)の近くに昨年12月にオープンした「やまざき」(池袋店)に足を運んでみた(渋谷店が馴染みだったのでシステムもよく知っているし)。その前にもう1店よく行く「やまや」にも寄ってお気に入りのワインを購入し荷物がぐっと重くなる…。

Lezo1 「やまざき」(池袋店)は新店舗なので、とても綺麗。全体を歩きながら気に入ったワインを購入して、試飲カウンターにも寄り、2種類の赤(シャトー・レゾリュー’01、ハップス・メルロー’01)をテイスティング(有料)した。

販売ワイン(1週間単位で10種類を店が選択)のほぼ1割の値段で試飲でき、もしそのワインを購入する場合は1割オフで買えるので、試飲分が浮くというこのシステムは利用価値大だ。

それに、自分にはちょっと高価と思えるものも1割の値段で味わうことができるのでいろいろなワインを舌で知るチャンスなので時々利用する。

その後、東急ハンズにも寄り、買い物を済ませて帰路へと急いだ。

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2007年1月14日 (日)

■千住博展 in 山種美術館 & 川崎小虎と東山魁夷展

今週は試写会『愛の流刑地』、『長州ファイブ』なども鑑賞したが、映画評書く時間がなかった…。

■千住博展(フィラデルフィア「松風荘」襖絵を中心に) in 山種美術館 

昨年122日から開展しているとっても行きたかった千住博展。12/2のサイン会に都合で行けなくて残念に思っていたものが、1/13にサイン会が再度行われることを知ってから、待ちに待ったもの。

1_4 この展後、定位置、フィラデルフィア「松風荘」に行ってしまうので日本で見られる1度のチャンス(作成もアメリカでされ、それを今回空輸して展示)というので、私はそうそう渡米などできないのでこのチャンスは逃せない。

3_1 サイン会は14時からなのだけれど図録購入者「整理券」先着200名などと宣告されているし、先日「日曜美術館」で千住氏を丸々特集放映され、この展示会もTVで紹介されているので、開館時間に行こうと決めていた。(その朝は千住真理子さんが早朝6時からのTV番組生出演という情報も得ていたので、早起きしたけれど結局出演時間は7:24~の約10分だった。あー、眠い、笑。でもこれでまた真理子ファンが急増するのだろうなー。またチケット取りが大変になりそうだ…)

5 開館近くに着いて、早速、図録購入し展示作品をじっくり鑑賞した。メインは「松風荘」襖絵だけれど、新作フォーリングカラーズや東芸大時代の作品などの初期作品もあり、会場は小さく狭いけれども小1時間ほどかけて鑑賞。(何しろ、サイン会開始まで気の遠くなるくらいの待ち時間が…、少しオーバーか、笑)

Photo_3 26歳のときの作品群がとっても素晴らしく感じた。こんなに大きな作品だったんだという驚きも。これは現物を観ないと味わえない感覚で、やっぱり本物/現物を間近で観ないと、と強く感じた。いや~、ほんと素晴らしい。やはり若いときから絶大たる才能をお持ちだった、というのを感じたしだい。

サイン会までの時間を使って、以前の職場が近くなので周りのお店がかなり変わっているのを見ながら散策を楽しんで、その頃によく行った「いもや」(とんかつ店)へ久し振りに入って「大盛り」を食べて、揚げたての美味しさとボリュームともに満足、満足。いもやの大盛りが食べられる自分をまだまだ若いと自己満足も、笑。

Hirosi30_1 サイン会の時間に再び美術館へ行くと長蛇の列、列、列で渦を巻いていた。写真規制もなく、多くの方が写真を撮っていたので私もサインされている姿を2枚撮らせていただいた。

博さんは、ファンの人達の「ツーショット」にも快く承諾されていて優しい笑顔をカメラに向けていた。

並ぶこと小1時間、順番が来た。顔を上げた瞬間、笑顔で、「あっ、どうも、よくいらしてくれました」と博さん。これだけでもご褒美のようなお言葉なのだけれど、サインを書き終えてから「またお会いしましょう!」と温かい言葉を頂き、握手も。嬉しかった!(あっ、握手は並ばれた皆さんとされています、笑)

こうして至福感と一緒に時間が過ぎた。

千住家の方々と時間共有すると、ほんと元気を頂ける。

■川崎小虎と東山魁夷展

Mitukoshi1 小虎(しょうこ)を「ことら」と読んで、笑われてしまった(笑)。名前は難しいMitukoshi3 なあー。

千住さんのサイン会まで時間があったので、九段下から2駅で会場のある三越前駅に行けるので、招待券を持って「川崎小虎と東山魁夷展」へと向かった。

Mitukoshi2 日本画の奥行き/幅広さを感じる展だった。私的には、東山氏の作品がMitukoshi4 好きなものが多かった。色使いの技が巧妙/秀逸かつ美しいのだ。素晴らしかった。同系色を使用しつつ、一筆、一筆がとても丁寧に書かれていてその誠実さも嫌味なく自然な色合い/構成で、いい作風だった。

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2007年1月10日 (水)

■勝手な映画評(第41回) 『悪夢探偵』

■ 勝手な映画評(第41回)  『悪夢探偵』  ■

◎総合評価:  40 / 100

Akumu2作品名: 『悪夢探偵』 2006年/ 日本 / 106分』

監督・脚本・出演: 塚本晋也 

出演: 松田龍平、hitomi、安藤政信、大杉蓮、他

分野: ホラー

公開予定: 2007.1.13(土)より  PG-12

物語

Akumu10 エリート女性刑事/霧島(hitomi)が担当した無惨な殺人事件。その事件Akumu7 の謎を解く鍵は“夢の中”にあり、夢の中にこそ犯人がいると踏んだ霧島は、他人の夢の中に入れる特殊な能力を持った“悪夢探偵”と呼ばれる影沼京一(松田龍平)の存在を知り、犯人と対決するべく協力を求めるが…。

寸評

Akumu11 塚本晋也監督の長編第10作目。

2006年第1回ローマ国際映画祭コンペティション部門出品作品。

2006年第1回釜山国際映画祭特別招待作品。

Akumu12 監督、キャスト舞台挨拶と映画ラストソングを担当したフジファブリックというバンドのライブ付の先行上映(有料3150円)に招待で行って来た。

マスコミもかなり来ていて、上映前イベントが1時間くらいあって(本物の神主による(新宿氷川神社)悪夢清めのお払いまであった…)、配給側の意気込みは感じられたが…。

Akumu9 歌手としてのhitomiは好きなので、hitomiさんを観に行ったと思えばいいか、と思えるくらい映画は私的にはあまり楽しめるものではなかった。

まあ、ホラー映画が好きではないので、血潮満載の映像は観ていて気分のいいものではない。

この作品、50ケ国から上映のオファーがあると監督が言われていた。そしてシリーズ化が決定しているという。そんなレベルの作品には全然思えなかったな。ホラー劇画が好きな人にはそれなりに楽しめるのだろうが、如何にもこじつけ的な、過去の記憶が「根」になっているのだけれど、その深層背景を説明していないので感情移入ができない。

そして、監督・脚本の塚本氏自身が作品の「キーマン」となって出演しているのが、観ていて困るくらいの出演振り。はっきり言うと制作者の「自己満足作品」であり、エンターテイメントになりきれていないし、何故「映画に?」と感じさせるばかり。

Akumu6 人間に対するネガティブ部分が多すぎて、う~ん、好きになれないな。

まあ、私的相性の問題なのかもしれないけれども。

深層心理とか、哲学的なことを装っているのだけれど、あまりに薄っぺらで「生と死」を見つめる作品としての昇華が出し切れず、単なるホラー活劇で終わっている。

渋谷公会堂がリニューアルされ名称も新たに「渋谷C.C.Lemonホール」となった会場に初めて入った。ホール全体も座席もロビーもトイレも綺麗になって、ホール環境はとてもいい感じになったことを知ったのは収穫だった。

●お薦め度:(★5つが満点、☆は半星)

*キャスト陣のファン → ★★★☆

*塚本作品の好きな人 → ★★★☆

*残虐映像を楽しみたい人 → ★★★

*デート → ★

*ホラーが好きではない人 → ★

● 「劇場」 VS  DVD」 (どちらで観る?のお薦めは…)

     WIN:「DVD

劇場で観る必要を感じない。

公式HP: www.akumu-tantei.com

鑑賞日 2007.1.9(火)  渋谷C.C.Lemonホール

           舞台挨拶付プレミア試写会

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2007年1月 8日 (月)

■ 板前ごはん 音音

Otot3 川崎に用事で行ったので、新しくできたラゾーナ川崎プラザで昼食をすることにした。

豊洲のららぽーともデカイが、ラゾーナ川崎もデカ~イ。どのお店に入るかとりあえず飲食階を一通り歩いて、選んだのが「音音」という純和食のお店。(大戸屋を高級にした感じかな)

選んだ理由は「ごはん」にこだわりのある、お店ということ。

初めて入るお店、ランチ(膳)で一番安い1050円の「焼き魚膳」にする。ビールを入れて計1570円。膳には小さいデザートがつく(但し、ほんと小さい、笑)。

Otot2 カウンター席に通されて厨房が見えて面白かった。混んでいるのだが隣の席を荷物置き場に空けてくれて、ゆったり食べられる配慮はGOOD!

焼き魚(今回はさばだった)は、身が厚く脂がのってすごく美味しかった。売りのごはんも美味しかった。

一番安い膳で、手を抜いていないのがいい。お蕎麦屋で「かけ」、お鮨屋で「玉子」を頼むような感じかな、笑。

ひとつ置いた隣のご年配が膳では一番高い「大名御膳」(2520円)を頼んでいた。お椀の10倍くらい大きな大椀に色とりどりの料理が並んでいたが、ランチにこれは食べなくても、という感じ。温泉旅館ならば別だけれどね。

次回は「炊き込み生たこ飯」(1260円)を食べたいなあ、なんて思いながらお店をあとにした。

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2007年1月 6日 (土)

■明けまして、おめでとうございます!

2007ino5_1

明けまして、おめでとうこざいます!

よいお年をお迎えのことと思います。

2007年、何処で迎えましたか?

今年も、沢山の素敵なアート空間/時間を共有したいと思っています。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

※↑図を左クリックすると拡大されます。

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