« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月26日 (土)

■ オペラ 『セヴィリアの理髪師』 (全2幕) in みなとみらいホール 大ホール

ロッシーニ作曲オペラ 『セヴィリアの理髪師』 (全2幕/原語上演・字幕付)に、招待で行って来た。

075253芸術監督/指揮:村中大祐
芸術顧問/演出:ミヒャエル・ハンペ
アルマヴィーヴァ伯爵:馬場崇
ロジーナ:相田麻純
バルトロ:清水宏樹
フィガロ:フィリッポ・ベットスキ ほか
横浜OMPオーケストラ      

オペラ鑑賞は久し振りで今年初めて。2階席だったのでオペラピットの様子も鑑賞できた。

久々に鑑賞したオペラは実に楽しい舞台だった。楽しく、面白い喜劇といってもいい内容で、アリアも聴き応えもあったけれど、何よりもストーリーが面白くて、全編飽きずに鑑賞できた。

恋物語を喜劇的に構成しているのであるけれど、私にはほとんどの配役が、したたかで、欲深く、お金に支配、またはお金を利用し、皆とても善人には見えず、曲者ばかりに思えて、ある意味皆が持っている醜態部分を内含している人間観察的視点の脚本がニヒルさを隠し味にしている、面白さもあった。

悲劇性の高いオペラ鑑賞が今まで多かったので(『魔笛』とかは別として)、こういう楽しいオペラもまたいいものだと感じた。どちらかというとオペレッタに近いのかもしれないのかな。

| | コメント (0)

2007年5月24日 (木)

■ 菅佐知子ピアノリサイタル in 東京オペラシティ リサイタルホール

075235 素晴らしい演奏を聴いたのが、昨年7月。

私のつたないブログにご本人からコメントを頂いたことで接点ができ、本ブログにもリンクを載せさせて頂いている菅佐知子さんのリサイタルに行って来た。

チケット購入してから(知人割引を利用させて頂いた)、今日の公演を楽しみにしていた。

自由席なので昨年より早めに並んだ。そして開場前には昨年より長い列になっていた。応援しているアーティストの人気が増すのは私的にも嬉しい。

会場は満席。そんな中、今年も最前列で聴くことができた。

余談だけれど、発明家ドクター中松氏が観客として来られていた。知り合いなのかなあ?

今回のプログラムもかなり重厚だ。

ベートーヴェン/ ピアノソナタ 《月光》

ショパン/ ワルツ 作品64-2

                            作品64-1 《小犬のワルツ》

       バラード 第1

(休憩)

ラモー/ 《クラヴサン曲集》より 

      「鳥のさえずり」「恋のくりごと」「キュクロプス」

プロコフィエフ/ ピアノソナタ 第2番 ニ短調 作品14

※※ アンコール ※※

シベリウス/ 思い出

075234 緊張の面持ちで登場された菅さん。昨年も綺麗な人と思ったけれど、今年はより綺麗になった感じ(そして前半も後半も素敵なドレスだった)。

最初のソナタ、第3楽章を弾き終えて拍手の中、袖に入ったので菅さんに届いたが分からないけれど、会場全体に ウオゥー~ というようなどよめきが響いた。演奏のすごさに驚きを含むどよめきだった。本人に聞こえているといいなあ、と思った。 ベートーヴェンのソナタ、素敵な演奏だった。

075232 後半のプロコフィエフ、私は初めて聴く演目。

とても変化のある構成で、なかなか聴き応えのある曲だった。その渾身の奏では秀逸で素晴らしかった。

前半、後半ともかなりの体力、集中力が必要だったと思う。全て楽譜なしで弾かれ、感情表現も十分に伝わる素敵な演奏だった。

ご自分の今までの演奏会への思い(出来、不出来にかかわらず)を述べつつ、ピアノ演奏をすることの喜びを語る姿は、音楽を愛する姿勢が素直に表現されていた。これからも、素敵な演奏を十分期待できるアーティストの一人である。ますますのご活躍を祈ると供に、11月の室内楽(ウィーンの仲間たち)が、今から楽しみである。

菅さん、素敵な演奏空間/時間をありがとうございました。

| | コメント (2)

2007年5月20日 (日)

■ 千住真理子ヴァイオリン・リサイタル in 逗子文化プラザ なぎさホール

075191 2005年に開館した新しいホール、音響もなかなかよく綺麗なホールだった。地元の方には新逗子駅からほど近く、図書館などもあり便利かもしれない。東京からは思った以上に遠かった感じ。

それも「自由席」だから開場より早めに着くためにより早く出たものだから着くまでに疲れてしまった。

整理券も配ってくれ、さらに開場を15分早める配慮もあり30分の並びですんだけれど。

早く完売したため、9月に追加公演が決まったとのこと。でも9月は平日公演で自由席…、う~ん、どうしようかなあ。

08 今日の伴奏者は藤井一興さん。そして、黄系の衣装を纏った真理子さん。演目は、前半にバッハを2曲にブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」、後半は新譜の小品を中心。

最前列を確保して、ふと右側を見ると親子(父娘)の父親が「この白いのが貼ってある所が千住さんの位置だからここに座ろう」と小学生の娘さんに話している。

(お父さん、その白いバミは楽譜台を置く位置だよ…)「それはソナタを弾かれる時に楽譜台を置く目印ですよ。千住さんはこっちの方が正面になりますよ」と、お父さんの威厳!?を保つのは教えるべきか迷ったけれど知らせた。

「えっ、そうなんですか。ありがとうございます」と親子はセンター席に移った。

今日の千住さんの演奏、アンコール前のブラームス/ハンガリー舞曲 第5番が私的には一番充実していた。やはり情熱的な作品が千住さんに合う。

サイン会では写真を撮ろうとするファンも多いが、今回も事務所から止められているのでと係員が撮影禁止を伝えていた。

K会長のお母様がお連れの人たちと私を入れてロビーで写真を撮ろうとしているところを千住さんが見つけて「皆で撮りましょう」と千住さんが私たちを楽屋の入り口まで先導してくださり、千住さんを入れての記念撮影である。

本人許可によるものなので、マネージャーさんが全員写真を撮ってくださった。予定外の嬉しいひととき/幸運だった。

今日もまた千住さんに元気をいただいた。感謝である。

| | コメント (0)

2007年5月14日 (月)

■ SEASONS(シーズン) with中西圭三 Neo-classic コンサート in 東京文化会館

075122 SEASONSは、ヴァイオリン3名、ビィオラ1名、チェロ1名、女性5人のグループ。中西圭三とジョイントの公演で、会場が東京文化会館なので雰囲気もなかなかいい。「ネオクラシック」(ネオクラシィズム)を意訳すると、「17世紀~18世紀の古典的技法・形式・精神を現代音楽に生かそうとする思想。新古典主義」ということらしい。

075121 前半8曲、後半はアンコールを含め11曲、全19曲の構成。

SEASONSは、まだまだ仲良しグループの感が拭えないが、構成としては面白いので、これから伸びるかは今後の音楽スタイルしだいかな。様々なチャリティー活動をされているということは好感が持てる。

もっと自分たちの独自な音楽性を打ち出していきながら、広報することが求められる感じがした。

そうそう、今日、「上野に行く予定です」と知らせてくれた知人と本当にばったり会ったので双方ビックリ! 時間など全く知らなかったけれど、広い東京でこんなことがあるのも、なかなか楽しいものだ。

しょっちゅうあることではないけれど、例えば川崎大師に初詣行った時に偶然知人と会ったこともあったなあ、それも門前の真ん中で。

そして、今日帰宅すると前の職場の友人より、「二子玉川で偶然Y君に遭遇しました。(トムさんを含めて)今度ゆっくり食事をしましょうということになりました」というメールが来て、仲のよかった4人で近々会食することになった。

Y君とは、ここ数年会っていないけれど「偶然」から会う機会ができるのも嬉しいし、楽しみである。Y君は以前の私の職場の学生アルバイトで、その仕事振りの確かさ/迅速さ、人間の大きさで新入社員だった頃の私がとても助けてもらった人である。彼の父親が有名な山岳画家で、山登りの好きだった私と気が合ったことも仲良くなる要因でもあった。今、彼は教育界(大学)で教員(もう教授になったかな?)をしている立派な社会人だ。相変わらずイケメンなのだろうな、再会が今から楽しみである。

| | コメント (0)

2007年5月11日 (金)

■ コメディ・ミュージカル『LUV ~ラブ』 、読売日響 第46回定期演奏会

■ コメディ・ミュージカル『LUV ~ラブ』 in ル テアトル銀座

[演出] 高橋いさを

[出演] 安寿ミラ/森山開次/貴水博之

075101 「橋からまさに身投げしようとする浮浪者ハリーと、通りがかったエリート風のサラリーマン、ミルト。実は2人は大学時代の同級生で、久しぶりの再会であった。ミルトは不倫中の相手と結婚するために妻のエレンと離婚を画策中で、偶然会再会したハリーにエレンを押し付けようと思いつく。そこへ夫婦関係について不満いっぱいのエレンが現れて

設定としてはなかなか面白いのだけれど、どうみてもこの脚本は小劇場向きと私的には思う。舞台設定も変化なく波止場近くの公園にベンチが一つで。3人芝居。

有名な作品らしいけれど、もっと面白くできる内容なのではと希薄な脚本に少々期待はずれ。招待で行ったからいいけれど、これで9000円は高すぎるなあー。

キャスト陣は演技派だったので、これではもったいないな。

■ 読売日響 第46回定期演奏会 in 東京芸術劇場

075113075112 指揮:ユーリ・テミルカーノフ

ヴァイオリン:庄司 紗矢香

演奏/読売日本交響楽団

プロコフィエフ/組曲〈キージェ中尉〉

プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第1

ラフマニノフ/交響的舞曲

ラフォルネに続いて、再び庄司さんのヴァイオリンの奏でを聴きに行った。

ラフォルネでも最前列、今回も最前列という幸運に恵まれた中で極上の奏で空間を楽しんで来た。3階席まで満席の完売。庄司さんの勢いを感じるなあ。

075114 庄司さんはますます自分のスタイルを確立しつつあると感じた演奏で、今後も本当に楽しみなアーティストだ。今日もアンコールを無伴奏で応えていた。素晴らしい演奏だった。

| | コメント (0)

2007年5月 9日 (水)

■ マリア・カラス 舞台を飾ったジュエル展 in 三越日本橋店

07551_107553_1 没後30年になりながら、マリア・カラスほど名声の高いソプラノ歌手はいないだろう。このオペラ界の女神(ディーバ)は、近年製作された映画もロングランになったことも記憶に新しい。

07559 私の生前から活躍されていたマリア・カラス、彼女の歌声を生で聴いたことはない。ベスト盤が先日発売されたことに合わせたような今回のジュエル展に行って来た(招待券)。

2003年から欧米の歌劇場などで世界巡回されているものの日本版である。

07552 実際にオペラで使用されたステージ・ジュエルの数々の展覧会で、目力の強いマリア・カラスの写真/スクリーンと共に厳か、艶やかに飾れている。

スワロフスキーのクリスタル原石がイタリア・ミラノのマランゴーニ工房で一貫製作されたもの。スワロフスキー所有のジュエルが公開になった。

0755707558 歌声と共にスタイルのよさが印象にあるけれど、一時期体重が100キロを超えたこともあるという。

私的にはジュエルにはほとんど感心はないのだけれど、マリア・カラスが非常に好んだといわれる「パール」のジュエルは素晴らしいものが多かった。真珠の持つ魅力を再発見できるものであった。一言で言えば、エレガントである。

今年はまだオペラ鑑賞をしていないので、行きたくなった。

そうそう、ベスト盤は視聴ができる。 ↓

( http://www.toshiba-emi.co.jp/classic/callas/disco/ )

| | コメント (0)

2007年5月 1日 (火)

■ 舞台『とんでもない女』 in ベニサン・ピット、千住真理子リサイタル in 高輪区民センター

■ 舞台『とんでもない女』 in ベニサン・ピット

Tondemo3 ベニサン・ピットは知っている人は知っている、知らない人は全く知らない劇場だろう。ここは、昔一度でも演劇に携わったことのある人たちには「思い入れ」のある劇場だ。

倉庫を改築した今では古くてあまり綺麗とはおせいじにも言えない、劇場と隣接した稽古場。劇場の周りにはほとんど商業施設もないし、空き時間などの食事場所も小さな喫茶店が少し離れた所にあるくらいの不便な場所だ。

Tomdemo5 それでも、有名/一流俳優たちがこの劇場の板を踏むことは数多い。何故かと言えば、蜷川演出で有名な「聖地」だから。灰皿を飛ばす激しい演出が伝説になったのはこのベニサン・ピットなのだ。蜷川演出で輩出された演技派俳優も昔はここの板に立ち鍛えられて一人前の俳優になったのである。

その「聖地」での今回の演目が『とんでもない女』で、キャストが川島なお美、下條アトム、吉田羊の3人舞台。

この鑑賞に招待で行って来た。席は最前列と舞台にとても近く俳優さんの細かい化粧まで目視できるくらいなので、演技の迫力も直に体感できるいい席だった。それに小劇場なので最前列でも全体が見渡せる。

内容はコメディ、シリアスを半々持ち合わせたものでとても面白いものだった。被差別部落問題を深層に配置することで脚本に深みを持たせているのも成功している(ただ、差別を知らない人にはその重みが伝わらない感じもした。もっとドロドロな表現してもいいのかも。まあ、作者の意図としてメッセージを強制/押付けしないスタンスなのだろう)

Tomdemo4 川島なお美もある意味体当たり的な演技をしていて好感持てる。彼女はやはり美貌の持ち主で、どんなに崩しても美人は美人なのだなあ、と感じさせた。吉田羊さん、この舞台で初めて鑑賞した人。2001年に自らの劇団旗揚げもされた舞台人で、ボーカリストのライブもされているという才女。

羊さん、とってもいい。川島さんと並んでも引けをとらない美人ということだけではなく、その上、演技人としてとても魅力のある役者だった。この人の別の舞台を観てみたい!と強く感じさせる素敵な人だった。これからも注目していきたいと思う。

■ 千住真理子リサイタル in 高輪区民センター

01 このホールは初めて行った。もちろん、千住さんの公演だから取ったチケット。千住さんは地方公演のそれも小規模なホールだとリラックスされているのか、サービス精神に華が咲くのか、トーク時間、他公演に比べてかなり饒舌になるような気もした(普段も饒舌なのだけれど、より、という意味)。

アンコールもここのところ2曲が多かったけれど、今回は3曲。

伴奏者、久々に藤井一興さんだったし、「ツィゴイネルワイゼン」を含むプログラムも久々な感じも。やっぱり千住さんのツィゴイネルワイゼンは絶品/逸品である。他に新譜ドルチェを中心にベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」を入れた充実した内容で、ディランティの奏でを堪能できた。

サイン会では、日頃お渡ししているワインを気に入っていただけているか少し気になっていたので、今回「お口に合うか分かりませんけれども」という一言を添えて渡してみた。

すると、即、「合います!! お口に合いますよ!(笑)。とっても」と笑顔で返してくださったので、いつも気に入っていただいている雰囲気が伝わったので安心した。

| | コメント (0)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »