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2007年6月29日 (金)

■ サントリー美術館、東京都現代美術館

今日は行きたかった美術館をはしごした。

一つは東京ミッドタウンに移転した「サントリー美術館」。休館日に限定で入館できる招待で鑑賞した。(入館時間が決められていたので13:0013:30

もう一つは、今、世界で最も注目を浴びている女性アーティスト「マルレーネ・デュマス」と今、常設展内に展示されている岡本太郎の特別公開「明日の神話」を鑑賞した東京都現代美術館。

■ 開館記念展Ⅱ 『水と生きる』 in サントリー美術館

07627a114章と4区分された展示を順路通りに鑑賞した。

室町時代、桃山時代、鎌倉時代、現代のものもあるけれど、展示物の多くは江戸時代が中心だった。

日本文化/芸術作品の中に「水」がどのように表現されているかの視点で集められた展示物が広い空間に沢山配置されている。

それでも展示物が多いので、~8/19までの展示期間を3区分して構成を変えている。もちろん3区分通して展示している作品も数多いけれど。

07627a3 海、山、川に囲まれた我が国の文化人たちが、創る「作品」の中に「水」をどのように取り入れ表現しているか、こうやってまとめて観るとなかなか面白い。

青、藍色と一言で言ってもその多彩さには改めて驚かされる。

そして藍色は「ジャパニーズ・ブルー」と表現され、サントリー美術館の基本色に選んだという。

江戸時代のお皿の絵柄に一つ「現代のデザイン」的なものがあり、その先見性というか、斬新さに驚いた。

途中の一角に、「アルプスの天然水」の自由飲料機が設置されていた、流石「サントリー」!! そこで喉を潤した。 私的には「モルツ」が置いてあったらもっといいのに!と思ったけど。(笑)

■ 『マルレーネ・デュマス -ブロークン・ホワイト』展、『常設展』 in東京都現代美術館

07627b1 マルレーネ・デュマスは、テレビで特集番組もあって興味があり、その作品を現物で観たいと思っていた。

そして、東京現代美術館の常設展で岡本太郎のあの修復された大絵画『明日の神話』が展示されている記事を読んで、今行けば両方鑑賞できる一石二鳥、と思い東京現代美術館へ向かった。

美術館について驚いたというか、面白かったのが、先に行ったサントリー美術館の鑑賞者の年齢層は中高年、それもかなり高年齢。そして、現代美術館へ来ている人たちのほとんどは若者だったこと。

もちろん、展示テーマによるものだろうけれど、それでも興味深い印象を受けた。その両方の場にいる「私」は「変わり者」かな?(笑)

東京現代美術館は、バブル時代の設計なのだろう、とても贅沢な空間造り、その贅沢な展示空間は鑑賞しやすいし、私的には心地いい空間である。バブルは負の印象が強いけれど、美術館などの空間はその当時の設計、嫌いではない。

ゆったり鑑賞できるアート空間は、やっぱり心地いい。

マルレーネ・デュマスの作品群は、とても個性的である。「美」の追求というよりも、「メッセージ」性の高いアート空間なのである。作風も独自の挑戦が一つひとつに観られるし、色使いもまた同様である。

2008年にアメリカで大回顧展が予定されている。

07627b2 『明日の神話』は、圧巻だった。メキシコに埋もれていたこの作品の因果を思うと、発見された幸運とスタッフの気の遠くなる修復作業の努力も合わせて思いながら鑑賞するべき作品である。

とにかく大きな、大きな作品である。そして、岡本太郎のエネルギーが詰まっている作品である。この作品創作過程で、5つの下絵の存在があったことも、この展示で知った。

07627b3 『明日の神話』は、写真撮影してよい作品だった。携帯で撮る者、一眼レフで撮る者、たくさんの鑑賞者がカメラに納めていた。

日本の美術館は「撮影禁止」「模写禁止」というところがほとんどなので、ちょっと不思議な空間であったけれど、本来、自由にした方が「文化・芸術」才能は育まれるのではないのだろうか? と感じたしだいである。

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2007年6月17日 (日)

■ ミュージカル「蝶々さん」 in シアター1010

新作オリジナル・ミュージカル「蝶々さん」を招待で鑑賞してきた。

076161 世界に流布しているプッチーニの『マダム・バタフライ』は、異国趣味が色濃く、お蝶の姿が正しく描かれていないと常日頃から感じていたシアター1010館長の市川森一氏が、自らの手で史実に基づいた「蝶々さん」を書き上げ、ミュージカルにしたものという。

蝶々夫人、欧米からみて日本が途上国だった時、日本人を現地妻(本国に妻がいながら)にしたことによる、日本人にとっては悲しい史実のオペラだ。今、経済大国になった日本は東南アジアで逆の立場のことをしている。歴史は繰り返される、ということか。悲しいことだ。

076162 出演者は沢山いるけれど、島田歌穂さんと剣幸さんの舞台という感じ。実力・演技派のお二人の舞台は時々観ているので、今回も楽しみにしていた。 60分―休憩20分―60分。

島田歌穂さんは、やはり魅力ある舞台人だった。

ただ、この舞台全体はもう少し工夫があった方がいいだろう。睡眠不足だったせいもあるけれど、たびたび睡魔に襲われたなあ。

原作が朗読劇で、それをミュージカル化したものだからかもしれないが。

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2007年6月15日 (金)

■ アンドレ・ワッツ ピアノリサイタル in 東京オペラシティコンサートホール

アンドレ・ワッツの「60歳記念&デビュー50周年公演」に招待で行ってきた。S席だけれど、2階センターブロック。

●プログラム

J.S.バッハ(ワッツ編):コラール前奏曲
 「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」BWV.639

J.S.バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲「汝にこそ喜びあり」BWV.615

モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485

                :ロンド イ短調 K.511

シューベルト:3つの小品(遺作)D.946

ベリオ:水のクラヴィーア

リスト:悲しみのゴンドラ(第2版)

       :夜想曲「眠れぬ夜、問いと答え」

ショパン:夜想曲 第7番 嬰ハ短調 op.27-1

           :夜想曲 第13番ハ短調 op.48-1

ラベル:「鏡」より悲しい鳥たち

ドビュッシー::舞曲(スティリー風のタランテラ)

※※ アンコール ※※

ショパン:練習曲集op.25から 第1番変イ長調「エオリアン・ハープ」
ショパン:バラード第1番 ト短調 op.23

076102ワッツの生演奏を聴くのは初めて。

演奏曲は名曲ばかりで、楽しめた。一音、一音澱みなく透通った奏では秀逸だった。

提供が(株)日本ロレックス、使用ピアノは、ヤマハ ニューCFS

演奏が終了すると、ロビーはサイン会の長蛇の列、列。2階席だったので近くでワッツを見ようと登場するのを待つことにした(ミーハー!?、笑)。

ところがなかなか現れない。こういうところが外人だなぁ、と思う。(アッという間に現れる千住真理子さんに慣れているせいかな…)

待っている時間に、ワイン好きで千住明さんよりもさらにワインにお詳しい横山幸雄(明さんの個展で羽田健太郎さんのピンチヒッターで宿命を弾かれた、ピアニスト)さんが自分のお店を3月に開店したのが何処だったか?と話していたら、隣にいたおばさんが「渋谷よ」と教えてくれた。(調べたら、6月に第2号店を京都に出すそうだ。)

待っていると、指揮者の大友直人さんが現れて、上品なお姿でオーラを出していた。

15分後にワッツが拍手に迎えられながら現れた。思ったより身長は低くかった。

ワッツ、梶本音楽事務所のHPには、以下の文章も書かれていた(転記する)

「アンドレ・ワッツは高名な演奏家の中では特別に芸術界や一般社会に奉仕する重要な非営利団体の活動に関心を寄せ、高邁な心と献身的な努力によってその活動を援助支援している。又、様々な目的で開かれるチャリティー・コンサートに数多く出演するのに加えて、ワッツは「クラシカル・アクション:エイズと闘う演奏活動」に積極的に参加し、指導立場にある。この団体は全国的なエイズ治療、教育、防止活動を支援するための基金を集めるのを目的としている。こうした革新的な「挑戦計画」を通じてワッツは米国での各公演でのギャラの一部を寄付している。そして、もし寄付団体からそれと同額の提供があれば自分の寄付金を2倍にしている。「クラシカル・アクション」はこうして集めた基金を寄付のあった地域のエイズ対策活動に割り当てている」

ワッツも近くで見たし、鑑賞の余韻を残しながらお茶して、楽しく充実したひとときだった。

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2007年6月 9日 (土)

■ フランス料理とワインの空間を楽しんだ

ここのところこちらのブログを書けないでいる・・・。アート鑑賞に行けていないかと言えば、そうではなくほぼ毎日のように出かけている。

映画では『シュレック3(字幕)』、『アポカリプト』、『プレステージ』、『キャプティビティ』、『舞奴Haaaan!!!』、『300』などを試写会で鑑賞した。音楽も千住真理子ヴァイオリン・リサイタル(西新井文化ホール)をはじめ三浦友理子(ピアノ)公演などに行っている。

舞台も昨日は紀伊国屋ホールでの『さすらい』初日鑑賞し、別の舞台も鑑賞している。

美術では『ロシア皇帝の至宝展』の特別貸切鑑賞(100名で、レクチャー、ワイン試飲/軽食付)という贅沢な時間も過ごした。

映画評を久しく書いていないなあ。

最近観た上記の作品中、「これは」というものがなかなかない。『アポカリプト』などはメル・ギブソンがどこへ行こうとしているのか。マヤ文明に対する認識には???をいくつつけても足りないくらい。

『舞奴Haaaan!!!』は、クドカンファンにはたまらなく楽しい作品なのだろうけれど、あの超ハイテンション&センスに私はついて行けない…。こういう誇張的表現がないと今の若者は自分の想像力/創造力を体感できないのか?と興ざめである。でもヒットするんだろうなあ。

2ブログの方は、それでも今月3話書いているのでお時間がある方はそちらを覗いてみてください。

先日、仕事でご紹介をして頂いた方がその事務所の方々を連れて、フランス料理にご招待してくださった。

インテリジェンスが高い人たちに囲まれて「場の雰囲気、空気」を見つつ/読みつつ、話題を選んでの会話は緊張したけれどなかなか面白かった。

そしてなにより、シャンパン(2杯)、白ワイン、赤ワイン(2杯)、別の赤ワイン(2杯)、デザート酒(10種類くらいから選択し2杯)。これにそれぞれに合った料理そしてデザートが出てくるというフルコースで贅沢&楽しい宴だった。

そうそう、ここ数年だけれど、ワインのことを嗜んできてよかったと思った。知らないと話について行けなかったし。

かなりお酒が入ったので、さすがに翌朝は頭が重かった…。でも、最後に飲んだ赤ワイン、美味しかったなあ。

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