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2008年2月24日 (日)

■舞台『ちいさき神の、つくりし子ら』 in 俳優座

私にとって思い出深い作品『ちいさき神の、つくりし子ら』を招待で鑑賞して来た。4列目中央席。手話の部分は電光掲示板で字幕が流れる。

2「ちいさき神の、つくりし子ら」
2008
28日(金)~16日(土)  東京・俳優座劇場
作 マーク・メドフ
演出 板垣恭一
翻訳 平田綾子/板垣恭一
出演 岡田達也(演劇集団キャラメルボックス) 津田絵理奈 橋渡真司 伴美奈子 大橋ひろえ 石曽根有也 長野里美

案内より、↓
『ろう学校に赴任して来た口話教師のジェームス・リーズは、サラ・ノーマンという若く美しい先天性ろうの女性と出会う。
 校長から依頼され、サラに口話を教えることになったジェームスだが、彼女は口話を全く受け付けない。そんな彼女に興味を抱いたジェームスは、かたくなに心を閉ざす彼女をなんとか救おうとする。やがて彼女を愛し始めるジェームス。そしてジェームスに惹かれ始めるサラ。
 しかし、お互いの愛が強くなるにつれて、二人の間には少しずつろう者の世界と聴者の世界の壁が立ちはだかり始めていく―――』

「ちいさき神の、つくりし子ら」という作品、私にとっては貴重な作品である。舞台をライブで観ることの素晴らしさを初めて知り、それ以降私の演劇鑑賞の世界へ導いてくれた作品なのだ。それは、20年前のサンシャイン劇場/加藤健一さんと熊谷真実さんが主演したもの。今でも私的ベスト3内、と言っても過言ではなく、舞台上のお二人の演技が目に焼きついている。

原作は1980年トニー賞受賞作。この作品は、別劇団や別メンバーで繰り返し上演されている演目である。今回は、自身も難聴者であるタレント/津田絵理奈さんが体当たりで演技に臨んでいる。

この作品が長く愛されているのは、「人間」という存在、「他者」としての存在を鋭く投げかけているからであろう。「難聴者」と「健常者」を登場させるのは分かりやすくテーマを表現する素材としてであり、本質は「愛する他者」を理解すること、受け入れること、とは何かを問いかける。つまり、「人間」そのものを考えるものだからなのだろう。

1今回の公演に主演された津田絵理奈さんのドキュメントが放映されているので、紹介しておこう。↓

「ろうを生きる難聴を生きる~初舞台に賭ける!津田絵理奈」(NHK教育)<再放送予定>
2008
229日(金)ひる12:45

「津田絵理奈さん(21)は来年2月8日から始まる劇団プレタポルテの公演「小さき神のつくりし子ら」で初舞台、初の主演を務める。津田さん、演劇経験は皆無だが俳優座劇場での檜舞台を経験することになる。作品は聞こえないヒロイン、サラと厳格な口話主義の教師ジェームスの恋物語だが二人の考え方の違いから来る心の葛藤を表現する難しい演技が要求される。また、必ずしも手話を母語としていない彼女に洗練された手話表現が求められることにもなる。
しかしかねてから女優を目指すことを公言し、今回の主役に賭ける思いが評価されオーディションの末白羽の矢が立つことになる。
けいこはすでに始まっており、多くの困難が待ちかまえる中、2月に向けて続く津田さんの試練の日々を追う。」 (番組案内より)

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