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2008年11月22日 (土)

■ 芸術の秋。音楽、舞台、映画、そして美術館三昧!!

Photo_9Photo_10 精神科医香山リカさんとタレント高木美保さんとの対談イベントに招待で行ってきた。何冊か著書を読んだことのある香山リカさんを観たいという好奇心もありつつ、「うつ病」に関係したシンポジウム。だから、聴講者には「うつ病」の方やその家族の方々、医療関係者が多くいると思われる。

私は、そのシンポの前夜に夕食を作っている最中に熱されたフライパンのふちに左手首を当ててしまい、ほんの一瞬のことなのに小さな火傷を負った。1センチほど水ぶくれしたので薬を付けてバンドエイドを手首に貼った。

「うつ病」のシンポに参席した私の左手首にはバンドエイドが貼ってある。

きっと、これは「リストカット」と勘違いされるだろうなぁと…(苦笑)。

香山×高木対談の前に、後援した薬事会社「グラクソ・スミスクライン株式会社」の営業社員の講演があった。風邪薬のコンタックなどを製造していることで知られている薬会社だが、「うつ病」の薬を製造・販売している会社で、その会社のうつ病薬の営業マンが、自身のうつ病体験を講演するという。治ったのが今年の9月というから「リアルな話」。

うつ病薬品会社の自社営業マンのうつ体験を一般に公開するということは、ある意味太っ腹らな、と言うか、本人も会社側も勇気のある行為だなあと感じた。

香山×高木対談は高木さんの体験を中心に構成されていたがなかなか面白かった。高木さんが「なりたくて、憧れてなった女優」が、自分には全く不向きな仕事で、苦痛・我慢を耐えながら続けたことで心身共に崩れたこと、その回避のために女優業は止め、田舎暮らし&タレントに変更した経過など興味深く話された。

なお、シンポの4日後、私のバンドエイド処置は剥がされた・・・(笑)。

さて、この間、リサイタルでは『下田聖子ピアノリサイタル』、『弓張美季ピアノリサイタル』、舞台は、『アウトロー・WE 望郷編』、『SAMURAI 7』、試写会は、『WALL・E ウォーリー』、『ブラインドネス』などをそれぞれ招待で鑑賞した。

『下田聖子ピアノリサイタル』 in サントリーホール ブルーローズ

1プーランク、ラヴェル、ドビュッシー、サティらフランス人作曲家の作品を中心に。

座席はセンターでしたが、後方。

パリに留学経験のある下田さん、ご自身が「お話をしながら演奏を聴いてもらうというスタイルをとっているので、曲の時代背景や、作曲家について、簡単にわかりやすくフランス音楽の豊かな音の世界や、文化を感じられてもらえるコンサートにしたい」とインタビューに応えている通り、曲目ごとにご自身の言葉でお話するので「人となり」が分かってなかなかよかった。

演奏に強い個性は見られないが、丁寧な奏では心地良かった。

アンコールは、リスト/リゴレット・パラフレーズ

『弓張美季ピアノリサイタル』 in サントリーホール ブルーローズ

1_2最前列中央やや左席で聴いた。弓張さんが真正面。

個性的な、演奏家だった。と言うのは、まず、

弓張さん、ピアノ前のイスに座ると靴を脱いで「裸足」で演奏を始めたのだ。・・・ビックリ!? 裸足が彼女のスタイルなのでしょう、全曲裸足だった。ポップス歌手などでは裸足スタイルの女性もいますが、クラシックでは初めて観ました(笑)。初めは違和感もあったけれど、だんだん慣れてきたのと、美人は何をしても様になる、というのがよく分かったかも(笑)。

表情豊かに迫力あるパワフルな演奏は聴き応えあるけれど、この方はジャズに向いているかも。いやいや、クラシック界の斬新なスタイルというのでもいいのかなあ。

モーツァルト/ピアノ・ソナタ イ長調 K331

リスト/即興的ワルツ

    「ウィーンの夜会」から第6番(シューベルトによるワルツ・カプリス)

シューマン/幻想曲 op.17

アンコールは、グリーグ/アリエッタ、ショパン/ワルツの2曲。

1週間に性格の全く異なった2人のピアノ演奏を聴いたけれど、12/6といよいよ間近になってきた菅佐知子さんのピアノリサイタルがとても楽しみなのである。

舞台『アウトロー・WE 望郷編』in紀伊国屋サザンシアター、『SAMURAI 7』in 新宿コマ

Photo_3『アウトロー・WE 望郷編』は、在日コリアンの波乱万丈なお話。「在日」という存在の持つ強さ、弱さ、悲哀、…。メッセージ性の高い舞台であるが、何故今なのか、はよく分からない。もちろん、日本の戦後処理の不完全さは21世紀の今も引きずっている問題ではあるけれど。

Samurai7 『SAMURAI 7』は、黒澤明監督作品『七人の侍』(1954年公開)から50周年を記念して2004年にリメイクされたGONZOによるフルデジタル・アニメーションで、それを舞台化。加藤雅也さんが初座長を務める。

新宿コマの閉館が決まっているので、新宿コマ体験をしておこうと思ったのと、以前舞台挨拶で生/加藤雅也さんを観た時、テレビよりも実際の方がぜんぜんカッコイイ印象を持ったので舞台で栄えるのではと思ったから。16列と観やすい席だった。

私的には「アニメーションSAMURAI 7」の知識が全くないことで異世界に入った感じ。ストーリーが単純なのに3時間近い舞台で少々疲れたかな。殺陣(たて)は、見ごたえのあるシーンが多かったと思う。

キャスト陣からか、圧倒的に女性の観客が多かった。

Photo_4試写も『WALL・E ウォーリー』、『ブラインドネス』を鑑賞。

『WALL・E ウォーリー』は、大人も子供も楽しめる作品に仕上がっていた。全編楽しめる。ツッコミどころもあるけれど、映像もクリア、リアルでいい映画だった。

Photo_8 『ブラインドネス』は、カンヌ映画祭に出品された作品なので是非観たかった作品。人間の怖さ、人間の本能・欲、つまり生命体としての残酷さや愚かさ、そして生きることの意味を考えさせようとするストーリー/脚本に、素直には感情移入できず楽しめなかった。道徳啓発作品を観ているようだった。この作品のフェルナンド・メイレレス監督初長編映画『シティ・オブ・ゴッド』は斬新でショッキングな秀作だったが、この新作は私的には馴染めなかった。寓話の映画化は難しい。

金沢の友人が上京して連絡をもらい、美術館巡り(2日間)を楽しんだ。

いや~、楽しかった。これほど短期集中して美術館に行ったのも初めてかも。

1日目は、六本木でやってる『ピカソ展』2展。『巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡』(国立新美術館)、『巨匠ピカソ -魂のポートレート』(サントリー美術館)、

人気の高いピカソなので混雑は覚悟して。平日のせいもあるのか「めちゃ混み」ではなかったので、十分鑑賞できた。

まず午前中、集合前に「日展」の日本画と洋画をさらっと鑑賞。そして『巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡』の会場へ。

『巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡』in 国立新美術館

1_32 案内より、

「生涯を通じて変貌を重ね続けたピカソの全体像に迫ります。初期の青の時代からバラ色の時代、そしてキュビスムの英雄時代を経て、新古典主義時代、さらにはシュルレアリスムと変化していく作風。パピエ・コレ、レリーフ絵画、構成的な彫刻やアサンブラージュなど、さまざまな素材と表現の可能性の追求。激動の時代であった20世紀を生きた芸術家らしく、戦争や平和をめぐって、人間性や芸術の意味を求めて、ピカソの芸術は多様な展開を見せます。それとともに忘れることができないのは、画家の生涯を彩り、その芸術に霊感を与えた、愛する女性たちの存在でした。生きること、愛することと芸術の創造とが分かちがたく結びついた、巨匠ピカソの91年の生涯を、約170の作品によってたどる大回顧展です。」

なかなかの構成であり広い会場をマイペースで進む。

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鑑賞後、ミッドタウン内の「京のとうふ屋 藤野」で昼食。そして、14時入りに記入したスイーツ店「Toshi Yoroizuka」に行く。そう、あの有名な鎧塚氏のお店、シェフ鎧塚が提案する旬の素材を使ったデザート専門店。カウンター14席に、平日でも長蛇の列ができる。

注文したのは「アシェット・モンブラン・シーニュ」(美味しかった)。目の前で若いシェフが作っているのが観られる。さすがに鎧塚さんはいなかった…、ふと顔を上げると鎧塚さんご本人が登場され1品作り始めた。おお、観ることができてラッキー!(ミーハー、笑)

帰り際に若いシェフが「いかがでしたか?」と声をかけてくださり、少し会話もできた。それによると週末は34時間待ちが普通だそうだ。

帰りに、レジに立っておられた鎧塚さんに「ごちそうさまでした」とご挨拶をして、サントリー美術館へと向かった。

以下、HPの対談。なかなか面白いです。

http://super-sweets.jp/hstyle/vol1_yoroizuka-1.html

『巨匠ピカソ -魂のポートレート』in サントリー美術館

1_42_2サントリー美術館の方のピカソは比べるとやや小規模。

案内より、

「ピカソは生涯を通じて内なる心に向き合い、常に自らの人生を創作に反映させた画家でした。数多くの自画像、あるいは間接的に自己を投影した作品の数々は、ピカソ芸術の本質を表しています。本展は、ピカソ自身の魂の叫びとも言うべき自画像とその周辺の作品を、油彩画を中心とした約60点により紹介していきます。

 3_2 初期の死の影を色濃くにじませた、若きピカソの憂愁と悲しみに満ちた「青の時代」から、ピカソの人間表現の成熟期でもあったキュビスム、新古典主義時代、シュルレアリスム、そして荒々しい暴力性に彩られた戦争の時代を経て、誰の想像をも超えたスケールとスピードで展開した晩年の自由な様式へといたるピカソの変化をたどります。

 自画像を中心とした作品群の表層に浮き上がってくる「自我」に注目し、どんな様式で描こうとも常に自己と対峙し、自らの存在を問い続けたピカソの内面に迫ります。」

http://www.asahi.com/picasso/exhibition/index.html

2日目。午後から上野の『フェルメール -光の天才画家とデルフトの巨匠たち』展へ。

13時に会場に行ったら40分待ちの入場制限(おそらく週末の混雑はそれをかなり上回る状況と予想される)。

1_5それで係員に聞いたら16時にはピークは引きます(週末の場合はどうかは分かりません)。但し、17時に閉まるので残り時間1時間しかない。

ということなので、並ぶ時間がもったいないし窮屈なので、近くでやっている『スリランカ展』(東京国立博物館 表慶館)と『レオナール・フジタ展』(上野の森美術館)へ行き、フェルメール展会場に16時に戻って入場することにした。

入場は16:30で止められるので、1時間の内初めの30分で一通り全ての展示を早足で周り(多くの絵画遠目で、16:30に入口に戻り少し余裕で鑑賞。)フェルメールの作品は「7点だけ」なので、後半はこの7点に絞ってゆっくり鑑賞。

『没後40年 レオナール・フジタ展』がみっけもんと言うか、藤田嗣治作品大好きなのでとっても良かった、充実していた、もっと時間がほしかった、という感じ。お薦めである。

『没後40年 レオナール・フジタ展』 in上野の森美術館

3_41_6 案内より、

「日本人でありながらも、フランス人レオナール・フジタとしてその生涯を終えた数奇な異邦人、藤田嗣治。本展では、帰化し、カトリックの洗礼を受け改名するに至った彼の晩年にも焦点をあて、エソンヌ期のアトリエの一部を再現し、日本初公開の豊富な生活資料や作品などとともに展示。2_3宗教画の傑作や、自身が「人生最後の仕事」として4_2 5 手掛けた、ランス「平和の聖母礼拝堂」のフレスコ壁画の習作群、本展のために再現されたステンドグラスも特別展示するなど、出品総数約230点(油彩約35点、水彩・ドローイング約90点、アトリエ関連作品・資料約100点)という圧倒的なスケールでその実像に迫ります。」

http://leonardfoujita.jp/

『フェルメール -光の天才画家とデルフトの巨匠たち』展in東京都美術館

1_72_43_5案内より、

『柔らかな光を描いて人気の高い画家フェルメールの世界を紹介する「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」(朝日新聞社など主催)の一般公開が2日、東京・上野の東京都美術館・企画展示室で始まった。朝日新聞創刊130周年記念事業の一つ。1214日まで。

日本初公開の5点を含むフェルメール作品7点など計38点を展示する。』

http://www.asahi.com/ad/clients/vermeer/topics0917.html

この2日間どれだけ歩いただろう、でもこういう楽しみの疲れは疲れではない、充実感を伴う疲れ。それは芸術の秋を満喫したという感じ。そして、美味しい食事やお酒も嗜んで、楽しい会話と贅沢な秋の2日間だった。

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2008年11月 9日 (日)

■紅葉鑑賞にはまだ行けてないけれど…。

あっという間に秋も深まり紅葉も見ごろ、冬の身支度を装う季節になってきて、今年もあと2ケ月を切るこの頃…。来月は師走かぁ、早。

更新しない間も、いろいろなイベントに参加している。

●オペラ『藤沢市民オペラ「メリー・ウィドウ」』in藤沢市民会館

●ライブ「キューティーマミー presents フラッシュバック80'sin 中野サンプラザ

●ギンザ・インターナショナル・ジャズフェスティバル2008 『エミリー・クレア・バーロウ(カナダ)』 inシャネル・ ネクサスホール 

2 藤沢市民オペラは、藤沢市在住のプロ・アマが集いオペラを演じているもので、今回が20回目と長きに渡って続いているもの。招待で行ってきた。全3幕日本語上演。

塩田美奈子さんがやはり別格だった。仕方がないことだけれどプロ・アマの違いは明白である。

0810262 キューティーマミーも招待で行ってきた。

往年のファンが多いのだろうけれど、会場が広過ぎたのだろう、1階席は埋まっていたが2階席はガラガラ。

早見優がとても綺麗だった、森口博子は歌がとても上手かった、松本伊代は衣装がお似合いだった(笑)。野口五郎が何故ゲストなのかよく分からないけれど(笑)、懐かしい歌声だった。

Photo エミリー・クレア・バーロウは素敵な歌声だった。後方だったけれど真正面席。招待で行ってきた。

今回は「シャネル・ ネクサスホール」に一番興味があり初めて入った。

シャネルのホールは予想通り綺麗だった。ピアノはスタンウェイ。160人定員なので大きくはない。そしてトイレが贅沢なのも流石と感じた。

入場はエレベーター、帰りは混むので階段で4F1F歩いて降りていったので店内/商品も観ながら、値段の「0」が一つ多い感じではなく2つも3つも多いので、やっぱりなあ、と感じたしだい(笑)。

舞台は、

Photo_2●『空ゆく風のこいのぼり』 in 紀伊国屋ホール

●『孤独から一番遠い場所』演劇集団円 in ステージ円

●フラメンコ「アントニオ・マルケス舞踊団 アントニオ~グラン・アントニオに捧ぐ~」in新宿文化センター

3公演とも招待で行ってきた。

Photo_3 『孤独から一番遠い場所』は舞台に大きな水溜り(池に近い。本当に水が入っている)が2つと砂で覆われている特殊な構成。そのため、12列目の観客にはビニールシートが配られ、しぶきで濡れるリスクを抱えながらの鑑賞(ディズニーのアトラクションみたい!?)。トムは後方席でよかった~(笑)

現代と敗戦を迎える時空間を何度も行き来させる構成。日本社会をシリアスに見つめた作品。戦争が与えた傷から現代の家庭崩壊までの問題性を盛り込んである。このシリアスな演劇に会場は満席だった。

2_2アントニオ・マルケス舞踊団公演も招待で行ってきた。

1階後方席(それでもS席11,000円相当)だったので全体像はよく観られたけれど、やはり迫力は前方席とは違うだろうなあ、と感じながら鑑賞。1時間40分の演技が終わるとスタンディングオベーションが起こる熱気だった。

081131その他、NECコミュニティコンサート『クラシックin芸術の秋』日本フィルハーモーニー交響楽団、リサイタル「チェン・ミン(二胡)」。舞台は東京ギンガ堂『サムライ/高峰譲吉』と舞台『TEN COUNT~秋の章』、特別試写会『トロピック・サンダー』などを鑑賞した。

Photo_4 チェン・ミンさんはオメデタ(妊娠)の公表、来年2月予定とのこと。リサイタル活動は来年4月から再開することと、事務所移籍も公表されその第1弾となるCD制作活動に入っていると言われていた。

Photo_5それと朝日健康ゼミナール「いつまでも美しく健康に」トーク:相本久美子(女優)を聴き(招待)に行ってきた。

トムも美しく健康に、と思って・・・、じゃなくて(笑)何故行ったかと言うと、若かりし頃、相本久美子さんのファンだったのでした~(笑)(近藤久美子と名乗っていた頃から)

2_3 最前列で聴くことができた。相本さんを観ていると、トムの母親&親戚系に顔も人としての雰囲気に似ていることに気づいた。人は自分のDNAに近いものに惹かれるのかも、と思った。相本さん、綺麗で素敵だった。ということはトムの身内も誉めることになるのかなあ!?(笑)。

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