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2008年12月30日 (火)

■ビューティフルライブ Vol.1 『渡辺えりのMy Room』 in スパイラルホール、「ダニエル・ハーディング指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団クリスマス特別演奏会」など

年も押し迫って、舞台はミュージカル『君に捧げる歌』、劇団昴舞台『クリスマス・キャロル』、映画は特別試写会『ミーアキャット』、ライブは、ビューティフルライブ Vol.1 『渡辺えりのMy Room』、「ダニエル・ハーディング指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団クリスマス特別演奏会」にそれぞれ招待で行ってきた。

■ビューティフルライブ Vol.1 『渡辺えりのMy Room in スパイラルホール

0812181_2渡辺えり子から改名して渡辺えり、になっての初めてのライブステージに招待で行ってきた。

私はファンということではないけれど、渡辺さんの舞台作家・演出家としての才能には一目もニ目も置いている。

0812182_3その渡辺さんが全15曲&アンコールを熱唱!?された空間は、なかなかいいステージだった。往年のジュリーファンという彼女が歌う1曲目は「ストリッパー/沢田研二」(1981年)。

その後、「UFO/ピンクレデイー」(1977年)や、~ 「本能/椎名林檎」、「やさしく歌って/ロバータ・フラック」(1972年)、「Rose/ベット・ミドラー」(1979年)、「I Was Born to Love Yuo/クイーン」(1984年)と続く。

知らない曲ばかりで…、ウソ、ほとんどリアルに知っている曲ばかり(笑)で楽しめた。持ち歌が1曲もなくても歌のステージをこなしてしまう勇気(笑)と才能に感嘆。

そして、それ以上に期待を裏切らない面白トーク。笑った、笑った。

0812183_2コーラスとして参加した女優明星真由美さんが、渡辺さんの初共演舞台でのエピソードを披露したことも興味深かった。

野田秀樹監督・演出作品の舞台で共演したとき、稽古中、明星さんが同じ場面で渡辺さんが板に立っていたある場面、渡辺さんがツカツカっと野田さんのところに駆け寄って、「私(渡辺)、この場面、明星さんがもっと舞台の前に出ていった方がいいと思うんだけど」と提言された。

「女優っていうのは、私(自分)を観て、観て!」という人種なのに、自分ではなく別の女優(明星)を引き立てる演出を演出家に言う、というのを初めて経験しました。私(明星)はとっても嬉しかったのですけれど」(明星)

トムが思うには、その時渡辺さんは女優の顔ではなく、演出家の顔をしていたのだろうと察するけれど、確かに自分より他女優を目立たせる演出を提言するというのはなかなかなものであるし、それを受け入れた野田秀樹という演出家の器の大きさにも感心したしだい。

■「ダニエル・ハーディング指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団クリスマス特別演奏会」

3_22会場同一プログラムの公演に招待で行ってきた。

1日目は、115列センターS席ととても贅沢な席だった。2日は3階A列センター寄りA席と全体がよく見渡せるし、3階だけれど最前列なので音響もなかなか良かったと思う。

1_2●各同プログラム/ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」、エルガー:愛のあいさつ、ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲、ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 他。

指揮のダニエル・ハーディング氏は1975年イギリス生まれ。世界で最も注目されている若手指揮者の一人。

私は、200712月、ミューザ川崎での金聖響氏がギックリ腰で急遽ピンチヒッターで指揮をされた時に初めて彼の音を聴いた。金さんには失礼だけれど(笑)、観客の中にはダニエル・ハーディング氏に代わったことを喜んでいる者が多々みられた。

2_2今回、2回近い日に同じプログラムを聴いて感じたことは、小柄なわりに雄大な音を奏でることと、繊細で精密かつ知的観、雰囲気をかもし出す指揮者であること。3度とも招待で聴いたとはいえ、もし聴く機会があったら1度は是非と、お薦めできる演奏空間である。

大変人気があって、演奏終了後の拍手がいつまで続くのかと思うくらい長く響いていた。

両日、サイン会が行われた。

さて、今年も残すところあと僅かとなりました。

皆様にとって2008年はいかがでしたでしょうか?

トムにとっては、いいことも、いやなことも、玉石混合(この場合、この表現が正しいか分かりませんが、笑)的な1年でした。

アート鑑賞では、今年も大変恵まれた一年でした。いい芸術空間は、やはり「心の栄養」となり、生きていてよかったー(大げさ!?、笑)と思わせてくれるものですね。

日本も含め、世界金融危機、雇用不安…、社会不安の暗いニュースが蔓延している2008年末ではありますが、けっして心は貧困にならないよう、心は豊かに! と心がけていきたいと思います。

どうぞ、皆様、良いお年をお迎えください!!

そして、つたないブログではありますが、来年もトムとジャッキーブログをよろしくお願いいたします!!

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2008年12月19日 (金)

■千住真理子 スーク室内オーケストラ in 杉並公会堂&みなとみらいホール&サントリーホール、菅佐知子 ピアノ・リサイタル in Salon TESSERA 他。

■千住真理子 スーク室内オーケストラ in 杉並公会堂(A)&みなとみらいホール(B)&サントリーホール(C)

千住さんとスークの共演(全国ツアー15回)を、3会場3プログラム(3日間)聴きに行ってきた。

081251【参照】杉並公会堂/プログラムA
1 出演/ヴァイオリン:千住真理子、作編曲・指揮:千住明、スーク室内オーケストラ
曲目/ J.S.バッハ:2つのメヌエット BWV Anh.114&115(※)
     ブラームス:アダージョ(※)
     ヴィターリ:シャコンヌ(※)
千住明:ヴァイオリンとストリングオーケストラの為の「彩霧」(※)
   (休憩)
081256千住真理子&千住明トーク・コーナー
千住明:ストリングオーケストラの為の「グリーン・ストリーム」
      ヴァイオリンとストリングオーケストラの為の「ララバイ」(※)
      ヴァイオリンとストリングオーケストラの為の「四季」(※)
※ヴァイオリン・ソロ:千住真理子

トークでは明さんが8割方お話という異例な展開(笑)だったけれどなかなか楽しめた。明さんは初めてツアーというものに同行し「ツアーって楽しい!」と言われていた。まるで小学生の遠足気分のような嬉しさだった。駅弁が大好きで、3食「シュウマイ弁当」でもいいくらい楽しいお弁当だと絶賛されていた。

年に1度は兄妹共演があってもいいのにな、とファンとしては嬉しいイベントだった。

08120580812102プログラムAでは兄妹&スークの共演を堪能し、プログラムBは千住さんの出演が全般的で大変楽しめた。プログラムCは千住さんの出演が前半だけだったので私的には少し物足りなさも感じたが、後半、スークがのびのびと(笑)演奏されていたので、スークの演奏を堪能した感じかな。

このツアーではサイン会は行われなかったけれど、みなとみらいでは会場席におられた千住母にご挨拶でき、サントリーではマネージャーさんとロビーで会えてご挨拶できた。

■菅佐知子 ピアノ・リサイタル in Salon TESSERA

応援させていただいている大好きなピアニスト菅佐知子(私一押しのピアニスト)さんのリサイタルに行ってきた(チケット完売!!)。

1261_2●プログラム

ハイドン/ピアノ・ソナタ第47番 ロ短調 Hob.XVI:32

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 作品28「田園」

(休憩)

メシアン/ノエル『幼な子イエスにそそぐ20のまなざし』より

シューマン/ピアノ・ソナタ第2番 作品22ト短調

※アンコール※

1264いつも感じることだけれど、一音、一音を濁らず透通ったような美しい奏で、渾身を込めた響きは「魂の奏で」と言っても言い過ぎでない。私は、もっともっと広く多くの方に菅さんの演奏を聴いてほしいと思っている。その素晴らしさを、素敵な時間/空間を、たくさんの人に!!

全部良かったけれど、中でもシューマン/ピアノ・ソナタには震えるくらいの感動的な演奏だった。素晴らしかった。

いつもながら、前半、後半で着替えられるドレス姿、どちらもお似合いで綺麗で素敵だった。

余談だが、開場前に並んでいて知り合ったご夫婦の奥様が「菅さん、とってもお綺麗になられたわ。ますますお美しくなった」と言われていた。

1261今回、初めての会場も素敵な会場で、ピアノはスタインウェン。休憩時にドリンクサービスもあって(私は赤ワインをいただく)、極上の演奏でのワインは、やはり雰囲気が合う。

終演後にはご挨拶もでき、外は寒空だけれど、演奏の余韻とともに心は温かく素敵な時間を過ごせた夜だった。

うん、来年のリサイタルも楽しみに待つことにしよう。

他では、

0812071東京オペラシティ+バッハ・コレギウム・ジャパン 2007→2009ヘンデル・プロジェクト II 《ユダス・マカベウス》東京オペラシティコンサートホール(初台)に招待で行ってきた。

指揮:鈴木雅明 合唱と管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン ユダス・マカベウス:櫻田 亮(テノール)、イスラエルの女:柏原奈穂(ソプラノ)、イスラエルの男:マリアンネ・ベアーテ・キーラント(メゾソプラノ)、シモン:萩原潤(バス)曲目/ヘンデル:オラトリオ《ユダス・マカベウス》HWV63(日本語字幕付)

08120720812075最前列(S席)センター右寄りという贅沢な席でしたが、うっかりコックリ寝たら大変、というリスクもあった。(笑)
3
幕、休憩入れて3時間半と長丁場だったけれど、会場に響き渡る音世界を楽しむことができた。この模様はNHK-FMで放送予定(日程未定)。

また他に、テノール界の貴公子『イアン・ボストリッジ テノール・リサイタル』や碧風会『 「海士」』と、私にとっては異色感ある世界も各招待で鑑賞した。

舞台では『ラブ・レターズ』奥寺健、加藤紀子版を招待で鑑賞した。

そしてこの間、映画は、

『デイザスター・ムービー!』、『永遠のこどもたち』、『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』、『ミラーズ』、『マンマ・ミーア!』、252』、『空へ 救いの翼』、『K-20 怪人二十面相・伝』、『チェ 28歳の革命』、『チェ 39歳別れの手紙』を試写で鑑賞した。

281282『チェ 28歳の革命』、『チェ 39歳別れの手紙』は、ジャパン・プレミアで、主演ベニチオ・デル・トロ、スティーヴン・ソダーバーグ監督の舞台挨拶という贅沢さ!! オマケ!?に、アントニオ猪木と道端ジェシカも舞台に登場。

チェ・ゲバラに関して、私的に畏敬の感があるトムにとって、そしてベニチオ・デル・トロ、スティーヴン・ソダーバーグも大好き、指定席も6列目真中央、という贅沢すぎる一夜イベントだった。

スティーヴン・ソダーバーグらしく詳細に調べた内容や描写が盛り込まれていたけれど、それでも私にとってはチェへの表現には物足りなさが残った。革命成功後の大臣としてのチェの勤勉な人間性表現にほとんど触れていないし、後半は悩める革命家という点に焦点があたり過ぎかも。

しかしながら、今「チェ・ゲバラ」を名監督の下で名俳優が演じることは意義のあることだと思う。この社会病理に覆われている世界の中で…。

シャイン・ア・ライトはストーンズのライブの魅力が表現されていました。試写終映後会場に石田純一がゲストに来るといういらないオマケもありましたが(笑)

252』、『空へ 救いの翼』は共に、ハイパーレスキュー隊(消防)、自衛隊の救急活動に焦点を当てた作品なのだけれども、共にある意味違和感を感じることが拭えなかった。

252252』の場合、こんな大災害に「自衛隊」の出動がないのは不自然だし、救済・援護活動のメインがレスキュー隊の家族、つまり身内という点に「身内じゃなかったらどうなんだ」という思いが一般人には思えてしまう。

Photo内閣府、防衛省が後援する『空へ 救いの翼』の場合はもっと酷い。この場合も救援活動は自衛隊だけの表現に留まるし、一番の見せ所が身内のF-15戦闘機が墜落しそのパイロットの救出の場面だが出てくるのは自衛隊ヘリと他活動していた自衛隊の護衛艦。身内の不始末(墜落)を身内が救う、これが作品のメインって??F-15って何十億いや、何百億する戦闘機を無くした原因や責任部分はまったく映像もコメントもない、その作品を推奨するのが内閣府って、何?

ストーリー上、F-15のパイロットは元暴走族のリーダーでその奥さんとなる彼女が元ヤンキーのレディース出身。って、本当に最新戦闘機に元ヤンキーがいるのか? まあ、私は大嫌いだがヤンキー先生が今国会議員で教育再生会議メンバーだったりするお国だからありえることなのかもしれないけれどね(笑)

1_2大好きな画家アンドリュー・ワイエス展にも行ってきたけれど、これに関しては後日アップできればしたいと思う。

早いものである、今年も残り半月を切ってしまった。

師走はただでさえ忙しいけれど、その中、風邪をひいたり、疲れで動けなかったりもしたけれど、年末に向けまだまだ頑張りまーす。

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