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2009年6月27日 (土)

■女優吉田羊さん、テレビ朝日『新・警視庁捜査一課9係』第2話(7/8・水)に出演!!

0907081応援させていただいている、女優吉田羊さんが、テレビ朝日『新・警視庁捜査一課9係』第2話(7/8 水 21:00~)に出演されます!!

出演作品が続き、ファンとして嬉しい限り。

楽しみ!! 楽しみ!!

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/

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再演舞台『とんでもない女』の稽古が始まった様子も、羊さんブログ&Yマネさんブログで展開されています。各ブログへクリック、クリック!!

2年前この舞台で川島なお美さんと共演された羊さん、先日の“宇宙一美味しい披露宴”に参席されています。

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2009年6月21日 (日)

■女優吉田羊さん、TBS 『MR.BRAIN』第6話に出演!!

応援させていただいている、女優吉田羊さんが、TBS 『MR.BRAIN』第6話(6/27 土 19:56~)に出演されます!!

楽しみ!! 楽しみ!!

Photo舞台『とんでもない女』東京公演も、あと1ケ月を切りました。

http://www.tomproject.com/works/tondemo.html

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■ 舞台『女信長』 in 青山劇場、再び舞台『LOVE 30』in パルコ劇場

ここのところ舞台の招待が続いている。先週も2作品鑑賞した。

■舞台『女信長』 in 青山劇場

11原作/ 佐藤賢一「女信長」(毎日新聞社刊)

構成・演出/ 岡村俊一

出演/ 黒木メイサ、中川晃教、有森也実、石田純一、他。

3(あらすじ)HP案内より、

『天下統一を成し遂げた織田信長は、実は女であった。

父信秀の命により、女性でありながら家督を継ぐ身、嫡男として育ち生きてきた信長。その女としての名は御長(おちょう)であったが、そのことを知るものは少ない。父は世継ぎとしての信長を得たあとも、さらに男の子を幾人か設けた。
しかし家督は信長に譲ることを決めた。「父親の志を継げるのは息子でなく、本当は女のほうなのだ」口癖にように言っていた。そしてまた信長も父の遺言を噛み締めるように、尾張の大うつけものを演じながら織田家を継ぐ。
その織田家を継いだばかりの若き織田信長に対し、娘、帰蝶(御濃)を嫁がせながらも、隙あらば倒すことをも考える、美濃の蝮こと斉藤道三と出会うところから始まる。
会見の席で道三はその眼力で信長が女であることを見破り、あろうことか信長を手篭めにし破瓜をさせる。初めて女となる信長。
信長が女であることを理由に、織田を攻め入る根拠はできた。しかし道三はそうはせず、信長の語る「男の発想」と異なる「女の発想」をおもしろがり、後ろ盾になることを決める。こうして信長の時代が始まる。 

信長が「女」を武器に有力武将を引き抜いたり、あるいは「女」であればこその自由な発想、勝ち負けではない正しいことを、天下の泰平をのみ願い行動ができることを武器にしてゆく。
信長が非力の「女」であればこそ、力を誇示することに執着する「男」と異なり合理的な南蛮銃を早くから導入する。勝ち負けに拘る「男の名誉」ではなく、正しい「世の泰平」を願えばこそ西洋式の軍の考えを取り入れる。あるいは国を発展させる「楽市楽座」をとりいれる。そしてその自由奔放な発想がゆえに、独自に南蛮文化を勉強してきた明智光秀という知将を得ることができた。
しかし一方、いわゆる「女」である信長は、若い恋人、浅井長政に屈辱的に身体を任せ、その狂態のなかに女の悦びを見せる。また体力の衰えに早い女がゆえに疲れやすく癇癪もちになってしまう。あるいは刹那、感情的になる。
明智光秀は信長を深く愛し、信長を裏からその愛情で動かし、天下を動かしていく。明智光秀は表舞台に出ることなく「キリストを裏切るユダ」のごとく言われるが、一途に信長を支えた。果たして、二人の運命は…。燃え上がる本能寺の中に二人が見つけた真実とは。』

招待で行ってきた。9列目センター寄りの席で観やすい席だった。

原作を読んでいないのでHPでの情報をサラッと読んだだけで劇場に向かった。黒木メイサさんは舞台デビュー公演を観ている。その際も根性ある演技を披露していた。つかさんに鍛えられただけあり、その後の活躍はなかなかのものである。

7今回は、殺陣(たて)場面が沢山盛り込まれていて、黒木さんは大変よく立ち回っていたと思う。舞台、つまり板に似合う女優というところまではまだいかない(吉田羊さんの舞台を観ると「板に似合う女優とは」がハッキリ分かる。研ぎ澄まされたセンス、ということなのだろう)。

存在感は十分あるし頑張っていたけれど、妖艶な演技やコミカルな演技へのハードルクリアはもう少しといったところだろう。今後に期待したい。

9『女信長』、原作は直木賞受賞作家ということだが、観ていて全般に流れている「古臭い男目線/視線」の作風に、私的にはやれやれって感じ。もちろん作家の個人的な女性観ということも言えるのかもしれないが。無意識なのかもしれないけれど「女とはこういうもの、こうあってほしい」的な思想からの作風が生理的にも合わず違和感を持った。換言すれば女性を軽く観すぎ。こんな表現で作られる内容を女性観客は納得できるのだろうか?とずっと思いながらの鑑賞だった。

その中で一番嫌だったのが、斉藤道三の娘帰蝶(御濃)を子供を産めぬ身体でもはや女ではないと否める表現。たとえ時代劇であっても聞くに堪えなかった。

信長が女だったらという発想は斬新なのだろうが、もっと違った展開に創ることができただろうに。

出演俳優に篠山紀信の息子に似ているなあと思って確認したらそうだった。新国立芸術劇場だったか、息子の出演舞台を観にきた篠山紀信・南沙織夫妻を思い出した。今回も観に来ているのだろうなあ。

■舞台『LOVE 30』in パルコ劇場を再び

23_2<ピアノ・レッスン>作:後藤法子 出演:勝村政信&高岡早紀

<しゃぼん>作:藤本有紀 出演:松重豊&ともさかりえ

<エアコンな夜>作:横田理恵 出演:鈴木浩介&西田尚美 

再び招待で行ってきた。席は中央センター寄りで前回より良かった。

今公演1回限りの全出演者によるトークショウ付!!

同じ舞台をリピートで観るのは久し振りの体験。ストーリー展開を知っているだけに違った視点で観られて面白かった。

4私的今回の目玉のトークショウ。

製作側から無理やり設定された感満載のトークならではの段取り悪さ(笑)、だからこそ本音が観えて面白いのかも。

稽古が8回しかなかったことや、キャストが決まっても内容は知らなかったことなど「広報」では聞けない話が満載で面白かった。それぞれが二人舞台ならではの緊張感を語っていた。

<しゃぼん>では、初日、2日目とシャボン玉を吹く時にシャボン玉が出来なかった洒落にならないハプニング。その原因(コーヒー)を見つけるまでに大変苦労したそうだ。などいろいろ面白かった。

会場に脚本作家が3人ともみえていたことも伝えられた。

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2009年6月16日 (火)

■ 「ステップコンサート/千住真理子」 in オーチャードホール、N響定期公演 ヴァイオリン・ソロ/庄司紗矢香 in NHKホール、「ニューヨーク・アジアン・シンフォニー・オーケストラ」in 東京国際フォーラムホールA、舞台『LOVE 30』 in パルコ劇場、Victor Jazz Cafe「ソフィー・ミルマン スペシャル・ショーケース・ライブ」 in カナダ大使館 オスカー・ピーターソン シアター、 など

自分の誕生日(6/12)の周辺日も、いろいろ出かけてきた。

■「ステップコンサート/千住真理子」 in オーチャードホール

1[パーソナリティ] 千住真理子(ヴァイオリン・お話)、

[指揮] 円光寺雅彦、[管弦楽] 新日本フィルハーモニー交響楽団 

●プログラム

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 全楽章、

「真夏の夜の夢」から結婚行進曲

ハチャトゥリアン/組曲「仮面舞踏会」からワルツ、

ラヴェル/ボレロ ほか

※ アンコール ※

ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲第18変奏

応募総数7万通という激戦を突破し(おそらく100倍程度)、招待状が届き行ってきました。

座席券は当日引換。3階席までギッシリ満席状態だった。そんな中、17列目センター席となかなかよい席だった。

(サイン会はないので、係りの方に千住さん用に持参したワインを渡して届けていただくのをお願いした。)

2千住さんの「メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 全楽章」が聴けるチャンスなのでとても楽しみにしていた。オケとの共演は、緊張感も高まりいいものだ。

私的には久し振りの千住さんの奏でとトーク、楽しく堪能した。演奏旅行で飛び回っている千住さん、ステージ上でいつものように元気パワー全開で、こちらも元気を頂けます。

いつもステップコンサート(チャリティ/介助犬育成)は、楽しくフレンドリーな構成でなされていて、子供から大人まで楽しめるし、しかも内容の質も高い。次回も激戦突破をしたいものだと、鑑賞後いつも思う。

■N響定期公演 ヴァイオリン・ソロ/庄司紗矢香 in NHKホール

指揮/ジョナサン・ノット

ヴァイオリン/庄司紗矢香

Aプログラム

ストラヴィンスキー/管楽器のための交響曲

プロツフィエフ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19

(休憩)

ラヴェル/優雅で感傷的なワルツ

ドビュッシー/交響詩「海」

Photo千住さんの翌日が庄司さんと、贅沢な週末を味わった。

庄司さんのヴァイオリン奏では別格的に秀逸なのである。今回も素晴らしい演奏だった。席もS席の中での最前列。庄司さんの奏で、技巧を堪能した音楽空間、楽しかった(3楽章だけなので時間的にはもっと聴きたいと感じるプログラムだったけれど)。

またの庄司さん公演が待ち遠しく感じさせる演奏だった。

そして、庄司紗矢香さん、この公演に合わせるように初めての個展(絵画)を京橋のギャラリーで開催との情報入手(6/13まで)。早速、行ってきた。

●『庄司紗矢香展』(絵画“音楽の中の心象風景”+映像)   

2_24「絵画作品は、本人曰く、音楽の視覚的表現=「第2のインタープレテーション(解釈)」と位置付け、庄司自身の頭の中で鳴っている音や、音楽を聴くときや楽曲を練習しているときに浮かぶ絵を、キャンバスの上に「実現」するべく制作をしています。」 

作品9点と4分間の映像の小さな個展だが、作品ごとにCDプレイヤー&ヘッドフォーンが備え付けされ、曲を聴きながら作品を観る、という洒落たものだった。カタログは千円。

庄司さんにはこのような試み、ますます発展させてこれからも観せてほしいと思う。天は、人によっては二物も三物も与えるのだよな(笑)。

■「ニューヨーク・アジアン・シンフォニー・オーケストラ」in 東京国際フォーラムホールA

0906091ローリ・フィリップス(ソプラノ)、エドゥアルド・ヴィラ(テノール)、渡部純子(ソプラノ)

【第 I 部】

歌劇『トゥーランドット』より ~Turandot

1 (ACT1)

序曲 Overture

お聞き下さい、王子様” (リュー) “Signore, ascolta!”

泣くな、リュー (カラフ) “Non piangere, Liu!”

2(ACT2

2幕第2場への前奏曲 “Intermezzo sinfonico“

この宮殿の中で” (トゥーランドット) “In questa reggia”

3(ACT3)

誰も寝てはならぬ” (カラフ) “ Nessun dorma”

氷のような姫君の心も” (リュー) “Tu, che di gel sei cinta”

~フィナーレ~

【第 II 部】

歌劇『蝶々夫人』より ~Madama Butterfly

1 (ACT1)

序曲 “Overture”

愛の二重唱” (蝶々さんとピンカートンの二重唱) “Viene la sera”

2(ACT2

ある晴れた日に” (蝶々さん) “Un bel di vedremo”

あの桜の小枝をゆさぶって” (蝶々さんとスズキの二重唱) “Scuoti quella fronda di ciliegio”

第2幕第2場への前奏曲 “Intermezzo sinfonico“

名誉を守ることができなければ…”(蝶々さん) “Con onor muore”

0906092招待で行ってきた。ホールAの会場は広過ぎるかもしれない。127列のセンター寄りで、音響自体はけして悪くはなかったけれど。

周りにいた観客が「この曲聴いたことあるけれど、何だっけ?」と誰も寝てはならぬで言われていたのにはちょっとガッカリ気分も。演奏中のガサガサ音やおしゃべり…、と観客の方にマナー知らずが多かったのには閉口。落ち着いて楽しめなかったなあ。

Victor Jazz Cafe「ソフィー・ミルマン スペシャル・ショーケース・ライブ」 in カナダ大使館 オスカー・ピーターソン シアター

招待で行ってきた。カナダ大使館に入るのは初めてで、それも楽しみだった。開場後時間があったので併設図書館にも行ってみた。

Photo_2私的には今回初めて知ったカナダの歌姫ソフィー・ミルマンは、これまで3枚のアルバムを出している。

カナダ発信のジャズって、初めてかもしれない。

最前列中央で鑑賞。ヒョウ柄衣装で出てきたのにちょっと驚いたけれど、フレンドリーで素敵な歌声だった。

以前に何回かカナダ大使館に入る機会があったけれどいつも用事ができては入れなかったので、今回入れたことも嬉しかった。

■舞台『LOVE 30』 in パルコ劇場

<エアコンな夜>作:横田理恵 出演:鈴木浩介&西田尚美

<ピアノ・レッスン>作:後藤法子 出演:勝村政信&高岡早紀、

<しゃぼん>作:藤本有紀 出演:松重豊&ともさかりえ

1_2招待で行ってきた。

130分の3本立ての構成。いわゆるオムニバス。

それぞれの愛の形。その展開はストーリー(脚本)の出来に左右される。作家としてかなり力量を試される企画ものである。

もちろん、役者の演技力がないとメリハリのない出来になる。

朗読劇の『ラブレター』(これも二人舞台)より、やはり観ていて面白い。役者もそれぞれ力のある人たちだし。

同じ作品を別のキャストでやるとどうなるか、など舞台の変化性を楽しみたくなる気もした。

その他、先日、「Young Concert Artists Festival Week 2009in シャネル・ネクサス・ホールにも招待で行ってきた。座席は最前列中央寄りと大変いい場所だった。

ヴァイオリン、オーボエ、ピアノ、チェロ、マリンバなど多彩な共演。

素晴らしい演奏だった。

そして、終演後には観客全員にスパークリングワイン(ロゼ)でのおもてなしも! 美味しかった。

気分も良くなって、銀座プランタン地下に寄り、ワインとチーズを自分の誕生日祝いに奮発してしまった。

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2009年6月 4日 (木)

■ヴァイオリニスト吉田恭子の軌跡 vol.1 in オフィス設計ホール、舞台『流れ星』in シアターサンモール、舞台『僕たちの好きだった革命』in 東京芸術劇場中ホール など

1_71_8プレミア試写会『築城せよ!』舞台挨拶/片岡愛之助、海老瀬はな、江守徹、他。完成披露試写会『剱岳 点の記』舞台挨拶/浅野忠信、香川照之、松田龍平、宮崎あおい、仲村トオル、木村監督。

試写会では『ザ・スピリット』、『レスラー』などを鑑賞した。

Photo_2この中で、オススメは『レスラー』である。観た誰もがミッキー・ロークを再評価する作品だろう。男として、悲しくも惹かれる要素を引き出した秀作である。

1_9 『ザ・スピリット』も映像を楽しむにはなかなか面白いし、基本コミックだが。

2_2私的にはエヴァ・メンデスがとても魅力的だった。彼女の過去を知ると驚くことも多々あるが女優としてとてもいい役者になったと思う。アンジーの持つ良さを彼女は獲得しつつあると思った。

『剱岳 点の記』は今回一番期待していた作品だったのだが(山岳部出身で、私的に日本の山で一番好きな山が剣岳なので)…。

■ヴァイオリニスト吉田恭子の軌跡 vol.1 in オフィス設計ホール

「煌く音の木漏れ日に包まれて 

“モーツァルトからヴィルトゥオーゾの艶やかな音彩の世界” 」

ヴァイオリン/吉田恭子  ピアノ/白石光隆

●プログラム

モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第24番 ハ長調 K.296

リスト/ラフォンのロマンス「船乗り」による協奏的大二重奏曲

(休憩)

クライスラー/愛の喜

クライスラー/愛の悲しみ

ラフマニノフ/祈り(クライスラー編曲)

オードリーヘップバーン映画メドレー

サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン

※ アンコール ※

モンティ/チャルダッシュ など。

オフィス設計ホールは、六本木にある泉ガーデンタワーの34階。

ガラス張りのホールは、都会を階下に臨みながらの贅沢な空中空間。近くの東京タワーも背後に背負う最前列センターで聴いた。

1_10吉田さんも、こんな高い所で弾くのは初めての経験と言われていた。夜景になればもっと綺麗だろうな。

前半は水色を基調にしたドレス、後半は赤色を基調にしたドレス。どちらも素敵なドレスでよく似合っていた。楽屋がない中、着替えも大変だったと思われるが素敵だった。

今回も作曲家や曲目の背景を説明しながらの演奏スタイル。いいと思う。そして今回のプログラムにある「オードリーヘップバーン映画メドレー」、吉田さんはご自分の公式HPを「オードリー」と名付けるくらいのファンであり、その思いも述べられていた。その中にも社会的な女性の生き方に共感する芯の強さを感じさせた。

そうそう、「オフィス設計ホール」は、20069月オープン記念コンサートに応援させていただいているピアニスト菅佐知子さんがショパンとリストを弾かれている。聴きたかったなあ。きっと素敵な音楽空間だっただろう。

■舞台『流れ星』in シアターサンモール

今、乗ってる作家&役者(サタケミキオ=宅間孝行)の作品を招待で鑑賞してきた。うつみ宮土理さんがこの劇団に感激し強く出演を希望し創られた再演である。

出演/うつみ宮土理、山田まりや、宅間孝行、他。

1_11「あらすじ」(HPによる)

「時は現代、ここは東京の片隅にある古びた下宿屋「徳秀館」。星野謙作と夏子の熟年夫婦が営んでいる。しかし2人の間は冷え切っていた。

謙作は山登りと称しては、しばしば家を空け、夏子も熟年離婚を考えるようになる。そんなある日、会話らしい会話もなくいつものように出かけた謙作は、出かけた先で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。

それから初七日を終えたある夜、夏子の前に突然、魔法使いだと称すマリーが現れる。夏子の願いを四つ叶えてくれるという。

半信半疑の夏子ではあったが、彼女の望んだ願い事は「タイムスリップできる?」。

夏子は謙作と結婚する前に好きな人がいたのだった。しかもその男、中富は謙作によって死に追いやられたのだという。過去に行って歴史を変え、中富と結婚し人生をやり直したいと望むのだった。その願いを叶えるべく、夏子とマリーは1970年、昭和45年へ・・・。

時代は万博や学生運動、よど号事件、東大爆破騒ぎの真っ只中。夏子と父、慎太郎の営む徳秀館に、夏子は夏美と名乗り、マリーとお手伝いとして住み込む事に成功するが、当時取り立て屋をしていた謙作も弟分ヨージと共に住み着く事に。

夏美は何とか夏子と、下宿人の中富をくっつけようと必死。果たして歴史は変えられるのか? 本当に中富は謙作によって死に追いやられたのか? 残りの願い事は? そしてマリーの正体は?目的は?

夏子の知らなかった事実が次第に明らかに・・・。」

得意な「笑いと涙の人情もの」で、大和田美帆さんも自らのブログで今公演に早くも2回鑑賞して絶賛されていた。

基本、昭和の匂いのする舞台である。今、昭和ブーム的でもあるしその流れにあっているのかもしれない。舞台セット当時の味わいを感じさせるなかなかよくできたものだった。

ストーリーは先が読めてしまうものだったので私的には物足りなさ感も残った。それでも、小劇団の良さを感じる舞台でもあった。

5/206/14と長丁場の公演期間、連日満員に近い集客をしているようだ。

■舞台『僕たちの好きだった革命』in  東京芸術劇場中ホール

大好きな演出家鴻上氏の作品を招待で鑑賞してきた。

席は2階席中央寄り(それでもS席)だったので全体像はよく観られた。

企画・原案:堤幸彦 企画・原作・脚本・演出:鴻上尚史 出演/中村雅俊、片瀬那奈、塩谷 瞬、森田彩華、GAKUMC、大高洋夫、田島令子、他

1_12 案内より、

「学園紛争が激しさを増した激動の1969年、高校2年生だった山崎義孝(中村雅俊)は校庭で自分たちの自由な文化祭の開催を高らかに宣言していた。 ところが突然機動隊の催涙弾を受けて意識を失い、長い眠りに落ちてしまった・・・。
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年もの長い年月を経た1999年、彼は目を覚ます。そして、失われた30年を取り戻すべく、かつて通った高校へ復学することを決意したのだった。 そこで、小野未来(片瀬那奈)や日比野篤志(塩谷瞬)、高島希(森田彩華)といった現代を生きる高校生たちと出会う。
彼らは文化祭に憧れのラッパー(GAKU-MC)をゲストに迎えたいと願っていたが、学校側はこれを禁じていた。「なんとか呼びたい」「自分たちの文化祭を」そんな思いをこらえてしまう学生たち。そして、彼らを見つめる山崎。 やがて・・・。
過去からの使者が現在に何を伝えようとしていたのか。」

鴻上さんの演出は以前から好きなのであるけれど、開演前に舞台上に役者を上げ(ご自分も上がっていた)、舞台が始まっている感じ(鴻上さんがインタビューに今までない形の劇場空間にすると述べていたので期待していたがこれでは…)は時々観られる形式だし、私的には好きではない。私的にはやはりはっきりした幕開けがいいなあ。これから始まる!って感じも今か今かと始まりを待つ舞台の楽しみ時間なので。

全般、中村雅俊のための中村雅俊による作品と言える。

『僕たちの好きだった革命』という題名でありながら、要は「自主文化祭」を掲げる高校生の学校当局との闘いで「革命」でもなんでもない。学生運動を機動隊との衝突、内ゲバだけしか表現できていないのはかなり苦しい。

政治的なものを避けるために高校生を主人公にした、というのはやはり「逃げ」にしか感じない。「革命」を題名に持っていくならば「チェ・ゲバラ」を題材にした方がよっぽど良かったのでは、と思ってしまう。

全共闘を主題にもし舞台化するならば、当時の若者(大学生)の基盤の思想とその中での恋愛に焦点を当てた方がもっと面白いものが創れるだろう。もちろん、日本左翼運動の挫折による活動家のその後の転向、現代の矛盾は外せない課題だと思う。

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